内容説明
祖母の住むニューセーレムの町に母と共に移ってきた高校生のキャシー。新しい環境のなかで期待と不安に揺れるキャシーは、学校を取り仕切るグループの存在に気づく。グループのひとり、フェイの嫌がらせを受けたキャシーは、憧れの存在であるダイアナに助けられる。そして、彼女から、自分が魔女の子孫であること―しかも、魔力を増大させる「サークル」の結成に必要な１２人のうちの最後の１人で、特別な力を持っていることを知らされる。運命的な出会いを感じたアダムもメンバーの１人だとわかるが、彼がダイアナの恋人だと知り、自らの想いを封じ込める。だが、サークル結成をきっかけに、キャシーのまわりで不思議な事件が相次いで起こりはじめる…。
著者等紹介
スミス，Ｌ．Ｊ．［スミス，Ｌ．Ｊ．］［Ｓｍｉｔｈ，Ｌ．Ｊ．］
作家。フロリダ生まれ。大学卒業年に発表した『Ｔｈｅ Ｎｉｇｈｔ ｏｆ ｔｈｅ Ｓｏｌｓｔｉｃｅ』で作家デビューを飾る
富永和子［トミナガカズコ］
英文学翻訳家。獨協大学外国学部英語科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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きらら＠SR道東民
6
まさに海外ミステリのTVシリーズを見ているようでした。実は魔女の子孫である事が判明したキャシーの周りで不可解な事件が相次ぎ、彼女も巻き込まれていく学園ミステリ。ハーブを栽培し、香水や薬草を作るところなんて「魔女の宅急便」のキキのお母さんを思い起こしました。許されない恋のアダムとの行方も気になります。下巻は・・・今月下旬に発売予定。ああ、続きが気になります。2012/11/09
☆ひとこぶラクダちゃん☆
1
ドラマがかなり気に入ったので原作を☆おや？ドラマよりかなりいじめが酷くアメリカって本当にこんな学生生活なの？って思った。魔術がまだ曖昧にしかでてこず下巻へ。2016/03/28
黒崎ディートリッヒ
1
マサチューセッツのセイラムにある高校に転校した少女キャシー。彼女はこの高校でとあるクラブが学校を仕切っていることに気づく。そのクラブは魔女たちのクラブで？！ 『ヴァンパイアダイアリーズ』で、ヴァンパイアたちの恋を描いたL・J・スミス先生の、今度は魔女の恋を描く現代ファンタジー。 キャシーも含む魔女なヒロインたちと、アダムたち魔女(♂)なヒーローたち。彼らは全員１６００年代のアメリカで起きた魔女狩りに因縁がある。『ヴァンパイアダイアリーズ』同様、現代ファンタジーながら歴史、時代ものっぽい雰囲気がある作品。2014/04/09
黒崎ディートリッヒ
1
『ヴァンパイア・ダイアリーズ』で吸血鬼の美青年と完璧超人ながらもどこか病んでる(？)ヒロインとの恋でヴァンパイアの世界を書いたＬ・Ｊ・スミス先生が、今度は魔女の世界を舞台にした物語を書きます。舞台はマサチューセッツ州のニュー性レム。聖地エルサレムの名を模したこの街では、かつて近世史上最悪の魔女狩りが起こった場所としても有名。他にも文豪ナサニエル・ホーソンの『緋文字』の舞台となるなど(ちなみに、青年牧師と人妻の禁断の恋の話)歴史、文学的にもまさに「禁断」やら「悪」のイメージが強い、少し影のある場所なのです。2013/10/01
亜子
1
★★★32013/01/15
