内容説明
ある日、阿見川政士に脅迫状が届く。政士と息子の樹は「社長と秘書で、仲の良い親子」という体面を保ちながら、その裏で樹は父に虐げられて生きてきた。脅迫状の要求通りに金を渡しに出向いた樹は、栂恭介という男に酷い辱めを受けてしまう。「お前の親父がそれだけ憎まれるような真似をしたってことだ」。恭介は、樹を汚すことで政士にダメージを与えようとしたのだ。何の効果もないと知らずに。樹は、理不尽な陵辱に堪え兼ねて、父と恭介の両方に復讐することを決意するが…。危うい謀の行く先は―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こげぱん
3
あとがきを見て興味がわいたので読んでみたんですがなんかちょっと思ってたのと違っていたかな…電車で痴漢にあったり手錠で拘束されて無理やりあたりまでは大丈夫だったんだけど、そのあとで冒頭の折檻の相手がアノ人だったと知ってうわぁぁぁ/(^o^)\ってなりました…そ、その展開はダメだ…しかもそのことがわかってからの恭介はただオロオロするだけのいい人になっちゃうし樹のほうはふりきれちゃうしでなんかどっちにも共感できなかったですね……2012/10/30
椛
2
父の性格上、ダメージを与えられる方法はたくさんあるような気がするのによりによってorz若干、暗い気持ちにはなりましたが、ハラハラして読む手はとまりませんでしたw攻めが途中から性格変わったことが気になったり←受けはとてもかわいそうでした。。2014/12/23
雫めろん
1
受が気の毒としか言いようがないです。攻は根っからの悪人ではないのだろうけど、あんな事された相手しか、受にはいなかったのかと思うと・・・。もっと前に受を助けてくれる相手がいればよかったのに。攻が受に最初にしたことが原因で、あまり攻をいいようには思えなかったし、受の父親もほんとに気持ち悪かった。最後までモヤモヤっとした話でした。2013/09/08
tanya
1
二人して父親を殺すお話だと分かってたけど、本当に殺して終わりだとは思わなかった・・・と言う感じです。社会的抹殺だと思ったしどう読んでもバッドエンドだしでスッキリ終れなかった。うーんと思って読んだあとがきにある触手無しに笑えてお終いにしました。2013/09/08
まかろん@大人腐乙女
1
イラスト作家さん目当てで購入。重い!暗い!そして救いようのない話!このまま2人は何処へ向かって行くのかなぁ…行き着く先は。のっけからいきなり電車内での複数痴漢プレイにびっくり。エッチはこれでもか、これでもか、と父との近親相姦もあり(血繋がってないけど)痛苦しいのが大丈夫な人は楽しめます。しかし後味悪いな~。2013/05/14