内容説明
王の女として一生を捧げることを誓ったにもかかわらず、一命を救ってくれた恩人の内禁衛ジョンホに淡い恋心を寄せるチャングム。聡明で誇り高いチャングムに好意を隠しきれないジョンホ。二人の様子に砂を噛むように見つめるクミョン。複雑な想いをそれぞれが抱える中、宮廷内の水刺間ではまた大きな問題が起こっていた。王子が食あたりを起こして病床についてしまったのだ。食材の納入元でチャングムの育ての親であるトックに矛先が向けられたことを知ったチャングムは、彼の無実を信じ、王子の病の原因が別にあることを突き止めようと、自身の体をもって究明するのだった。その甲斐あって、トックへの疑念は晴れ、無事釈放されたものの、原因探求の後遺症でチャングムは味覚を麻痺させてしまう。だがそんな折、料理の御前対決が催されることになるのだった。
著者等紹介
ユミンジュ[ユミンジュ]
中央大学文芸創作科卒業。フリーライターとして『リビングセンス』『主婦生活』『女性自身』『フィール』などの女性雑誌、『ビデオプラザ』などの映像専門誌に寄稿。その後、映画製作会社エドシネマの宣伝担当を経て、多数の大衆小説とノベライズ本を執筆
秋那[シュウナ]
1972年生まれ。延世大学大学院国語国文学科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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再び読書
23
終盤のバタバタ感がイマイチ。ハン尚宮とチェ尚宮との料理対決による最高尚宮の競い合いハンドラマの様にワクワク出来ましたが、その後のハン尚宮の最後のあたりの薄さが喜になる。水刺間でのクライマックスなので、もう少し迫力が欲しかった。いよいよ医女となり宮殿に攻め入るチャングムが楽しみです!2018/04/05
糜竺(びじく)
8
NHKでやっていた韓流ドラマ「チャングムの誓い」のノベライズ本の中巻です。やっぱり読んでて、ホントに面白いです。昔の朝鮮王朝での料理にまつわるドラマが中心なわけですが、とても引き込まれていきます。チャングムのもとには、色んな無理難題がやってきますが、それをまっすぐな性格のチャングムが乗り越えて行く様は、大きな感動を呼びます。中巻の最後の方では、流刑にもあい、絶望の淵に立たされていたチャングムですが、新たな道として、医術の道へと向かっていきます。どんな逆境でもめげないチャングム!続きの下巻が楽しみです。2013/12/04