竹書房文庫
遊星からの物体Xファーストコンタクト

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812490181
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0174

内容説明

どこまでも雪と氷が広がる南極大陸。考古生物学者ケイトは、偶然氷の中で発見された、太古の昔に死んだと思われる生命体の調査のため、ノルウェー観測隊の基地へと降り立った。しかし、“それ”は、まだ生きていた。調査を進めるケイトたちが氷の中から解き放った物体は、狙いをつけた生物の体内に侵入、細胞を同化して、その生物そのものになりすまし、自らの生存のため人間同士を争わせようとする宇宙からの生命体だったのだ。そしてケイトとほかの観測隊員たちは、氷に閉じ込められた南極基地の中で、突如人間から変形して襲いかかる“それ”の恐怖と、誰が“それ”に乗っ取られているのかすら分からない疑心暗鬼に巻き込まれていく…。

著者等紹介

キャンベル,Jr.,ジョン・W.[キャンベル,JR.,ジョンW.][Campbell,Jr.,John W.]
作家、編集者。SF雑誌『アスタウンディング・サイエンスフィクション』の編集長を1937年から亡くなる直前まで務め、A・E・ヴァン・ヴォークト、ロバート・A・ハインライン、シオドア・スタージョンらをデビューさせた、SF黄金時代を築いた立役者の1人

ハイセラー,エリック[ハイセラー,エリック][Heisserer,Eric]
脚本家。2013年公開の『Hours』では、脚本とともに監督も手掛けている

清水節[シミズタカシ]
編集者・映画評論家。SFドラマ『GALACTICA/ギャラクティカ』DVDクリエイティブディレクターを務めるなど企画・制作も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キキハル

19
南極の深い氷の中で10万年間、氷漬けにされていたエイリアンが発掘された。しかしその細胞は死んではおらず、強引な採取・解剖の刺激で目覚め人々を襲い始める・・・。これは30年ほど前に見た映画の前日譚らしい。映画のシーン写真も掲載されていたが、やはり読むよりも観る方がインパクトは大きそう。ただ終わり方が素人のようだなあ、とちょこっと残念に思ってしまった。その昔、一緒に見た夫はビチョグチャ粘液系が苦手だったようだが、私はまったく平気で楽しんだ記憶がある。今度レンタルでもしようかな。もちろん私一人で見るのですよ。2013/01/11

まえすとろ

16
1982年、ジョン・カーペンター監督により制作された映画『遊星からの物体X』のリメイク作品のノベライズ。公開を楽しみにしていた作品でり映画鑑賞前の予習として早速購入。これもノベライズとしては正当な楽しみ方のひとつ。原作となった1938年に発表されたキャンベルjr.による『影が行く』は当時のアメリカにおける国内政治的な脅威である共産主義に対する畏怖を根底のテーマに置いたSF作品であった。 2012/08/05

ニミッツクラス

7
12年の本体648円の初版を読んだ。竹書房の映画のノベライズは部数が多くはないだろうし、マニアックでもあるから、もう入手できないかなと思っていた矢先にブコフで100円で出ていた。内容はエイリアンやスタトレと同様に前日譚となり、時系列は前作と完全にリンクしている。本書に先立ってキャンベルの原作「影が行く」も再読し、キャンベルのすごさを再認識した。本書、筋は単純でキャラの掘り下げも必要な内容では無く、これは映画で観るべき話だから仕方がない。ともあれ、一気読みできる面白さはある。竹書房には日々感謝。★★★★☆☆2016/12/15

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

7
**ホラー**映画『遊星からの物体Ⅹ』から30年。ついに秘められた謎が明らかに!?前作では語られなかった空白の3日間を描いた"前日譚"。何故"それ"は解き放たれてしまったのか?南極基地で一体何が起こったのか?全ては絶望と共に明かされる――『遊星からの物体X』の良質なリメイク版のノベライズ。本作の根底にある、隣人への"疑心暗鬼"。その異常なまでの過剰反応は、9・11以降のアメリカへの痛烈な皮肉を表しているように思えてならない。まぁ、、、内容については賛否両論あるかと思いますが、強いメッセージ性を感じました。2012/10/25

ケイ

6
今年最後に何故これを選んだのか自分でも定かではないが まぁSFパニックのエイリアン物としては正統派かな 話がどんどん進んで飽きなかった 有名な作品の前日譚という知識しかなかったのが逆に良かったのか楽しく読めました2015/12/31

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