内容説明
准男爵令嬢ジョーンは24歳になった。世間からはいきおくれと言われてしまう年齢だが、最新流行のドレスをまとっても、背が高すぎるし、美しくもないとあきらめていた。ある朝、ジョーンは母から兄ダグラスに舞踏会に出席するという約束を取り付けるよう頼まれる。一向に結婚しそうにない兄をせっつけというのだ。ジョーンは帰り道に、密かに話題になっている“罪深い五十の道”という本を買うのが目的で、兄の家に出かける。ところが、そこで彼女を出迎えたのは兄の親友トリスタンだった。久しぶりに再会したトリスタンは前よりもたくましくハンサムに見えたが、その後の舞踏会で彼は流行のひだの多いドレス姿を着たジョーンを「開きかけの傘みたいだ」とけなす。腹を立てながらも、ダンスを踊ったふたりはなぜかキスをしてしまう。そのキスは、物語で読むよりもずっと劇的で…。
著者等紹介
リンデン,キャロライン[リンデン,キャロライン] [Linden,Caroline]
アメリカ中西部生まれ。ハーバード大学数学科を卒業後、プログラマーとして働くが、出産後にロマンス小説の執筆を開始。2005年にデビュー作What a Woman Needs(『子爵が結婚する条件』原書房ライムブックス)を刊行後、順調に作品を発表する。2012年にはI Love the Earlがアメリカロマンス作家協会RITA賞のベストロマンス・ノヴェラ部門賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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