内容説明
「ぼのぼの」は、発表当初より4コマ漫画でありながら、哲学的だと評価されてきました。これまで読者の皆様からのハガキに、「泣きました」、「癒されました」、「かわいい」、「おもしろい」、「読んですっきりした」、「心がほっこりした」、「本質をついている」、「頑張ろうと思える」などの温かい声がたくさんありました。今回は、その中から「癒されたい日」に読んでほしい作品を選びました。
目次
第1章 プレーリードックくんがいなくなった
第2章 海はボクの一番の遊び場
第3章 あぁ夏だなぁ
第4章 こわい考え
第5章 プレーリードックくんの春
第6章 花鳥風月はおもしろい
解説 それがそのままそのようにあること(呉智英)
書下ろし 癒されたい日(いがらしみきお)
著者等紹介
いがらしみきお[イガラシミキオ]
1955年1月13日、宮城県生まれ。24歳でデビュー。『ネ暗トピア』などで圧倒的支持を得る。84年より2年間の休筆後、復帰作『ぼのぼの』は大ヒットとなり88年に講談社漫画賞受賞。以後、映画化、TVアニメ化される。98年『忍ペンまん丸』で小学館漫画賞受賞。平成21年度宮城県芸術選奨を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばっか殿すん
31
癒されたいときー。ぼのぼのを読んだときー。2014/07/23
うめ
15
波乗りしてるぼのぼのが可愛い。癒されると言うより、深く考えさせられる内容かな。2015/12/05
キャラメルベイベー@道北民
8
確かに癒されましたね。2015/02/26
わえ
6
リラックス時の読み物として。癒やされるぼのぼのエピソードをまとめたもの。最後の花鳥風月の話を読んで、自然に親しみたくなった。近所の公園の池に水鳥が住みついていて、水面をすいーっっと行きつつ水面下で足をハタハタしているのを見ると、癒やされることを思い出した。30%くらい雲がまばらに出ている晴れの日に観察してみたい。/本の最後に日本マンガ学会理事の呉智英氏が解説を書いている。莊子・斉物論篇の人籟・地籟・天籟の話との比較が面白い。「それがそのままそのようにある」。「『ぼのぼの』の「当たり前」感が天籟に通ずる」。2019/12/23
まっ黒大魔王
5
中身は総集編といった感じで、こちらはほのぼのするお話中心に集めたもの。動物達の単純なギャグなのに、それでも考えさせられる内容なのは本当に好き。2015/10/06