内容説明
26歳の若さで引退を発表したオスカー女優グレース・ケリーとモナコのプリンスとの“世紀の結婚”から6年―グレースは、いまだにモナコ宮殿のしきたりに馴染めずにいた。社交の場で女性が意見することを咎められ、夫のレーニエ大公からも控えめでいることを望まれる。そんなある日、グレースのもとにヒッチコック監督からハリウッド復帰の誘いを受ける。心動かされるグレースだったが、そのときモナコはフランスによって国家最大の危機に直面していた…。愛する家族を守るため、そして宮殿で見失っていた自分を取り戻すため、覚悟を決めたグレースは、自分にしかできない秘策を考え出すのだった…。
著者等紹介
小島由記子[コジマユキコ]
ライター・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カーミン
36
女の子はいくつになっても「お姫様」のお話が大好き?ってなわけで、いそいそと読んでみました。ハリウッドスターでオスカー女優のグレース・ケリーは、カンヌ映画祭で訪れた西ヨーロッパで、モナコ大公レーニエ三世と出会います。そして、結婚。現代のシンデレラと呼ばれ羨望の的となりましたが、大公妃としての生活は、決して平たんなものではありませんでした。タイムリーなことに、本書の原作となった、同名の映画がテレビ放送されていたので、それも参考になりました♪2018/01/06
Aya Murakami
9
名前だけは聞いたことがあるモナコですが…、まさかアメリカの女優さんが嫁いでいたとは知りませんでした。 グレースさんにとって…、最初はモナコの王室はトロフィーワイフならぬトロフィー王室だったようですが、徐々に国を守る使命に目覚めていったようです。ちなみにモナコを危機に陥れたのはフランスらしい。暇な国のようです…。2017/10/28
美和
7
映画を見ていたので、本はどうなのか興味が湧き読んでみました。先に映画を見てしまったからかもしれませんが、映像の方がモナコ公国の雰囲気やニコールキッドマン演じるグレースケリーの美しさ、華やかさを感じることが出来たように思います。もう一度映画が見たくなりました。2015/08/19
haru
2
努力の人。尊敬します。2017/03/11
響霞
2
面白い。 私はグレース・ケリーという人を殆ど知らなかった。 この本を 読んでもっと知りたくなった。2014/11/04
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