竹書房文庫
怪談社 丁の章―実話怪談師の恐怖譚

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812448489
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

大阪に実在する「怪談社」、そこに所属する怪談師、紗那と紙舞が体験者から直接取材、怪異を蒐集した人気シリーズ第4弾!今回は心霊写真も入手、巻末に掲載した。わけありのアパートにバイトとして泊り込んだ男の日記を掲載した『暗黒の夜』…男を襲う身の毛もよだつ怪奇現象!果たして無事に生還できたのか…。ほか、心霊スポット巡りでの恐怖譚やファミレスやアパート、仕事先など日常生活にも立ち現れる、あの世からの実話怪談を厳選、43話収録。

目次

鴨川(おふとん;あもん ほか)
十三(コワイハナシ;イチャイチャ ほか)
怪談社(廃屋;首塚 ほか)
善悪の彼岸(ガマの闇;暗黒の夜 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

180
怪談社は、紗那(しゃな)さんと紙舞(かみまい)さんが怪談を集めて語る人で伊計翼(いけいたすく)さんは書記の人ですが改めて考えると素材を活かす為の文章表現や脚色は相当に重要な役割で実話怪談を名作に仕上げる上での腕の見せ所だと思いますね。とにかく全てが超一流でどの本も安心して楽しめる信頼感抜群のお気に入り作家さんの一人ですね。『暴走』深夜コンビニに行った帰りに路地を歩いていたFさんは誰も乗っていないバイクが自分に向けて走って来るのを見てギョッとし閉まった店のシャッターに避けるが向きを変えたバイクに衝突される。2021/01/23

キンモクセイ

55
怪談師の紗那と紙舞が人に怖い話を聞いて集めた作品。〝あもん〟Aさんが子供の頃田舎で体験した話。Uちゃんの家に遊びに行った。病弱そうな顔色だが病気じゃないらしい。Uちゃんは「家から出してくれんのよ...あもんが」あもんとはお化けのこと。〝うるさい〟ボロアパートに住んでいたI子さん。TVを観ていたら壁を強く叩かれ「うるさい」と男の声。少しでも音を立てようとすると隣から「うるさい」と言われる。イラついて「お前のがうるさいわ」と言ったら無反応。隣人は首を吊っていた。死後かなり経過していたので首が壁の場所に...2022/02/05

かおりんご

25
ホラー。さくさく読める。軍艦島の怪が気になった。学校で亡くなった子供っていたのだろうか。そもそも、夜間に簡単に上陸できるもの?昔の話だったからなのかな。タクシーから消える話、ほかでも聞いた気がした。2020/06/06

ラルル

12
巻を重ねるごとに良くなってきているように思います(それとも自分が慣れてきただけ?)。興味深い話がいくつかありましたが、ツッコミたい話もいくつか。「暗闇の夜」は誰が読んでもバイオの飼育員の日記を連想するんじゃないでしょうか。かゆうま2013/06/25

HANA

10
実話怪談集。相変わらず幕間の実況報告みたいなのはいらないと思う。内容についてはバイオハザードみたいな日記のネタと、新耳袋の作者が語る語られない所に何かが潜んでいそうな話が光っていたかな。巻末の心霊写真については恐怖とかそういうものより、何か懐かしさとかそういうものを感じてしまった。昔はよくあったなあ、こういうの。2012/03/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4564264
  • ご注意事項

最近チェックした商品