内容説明
怖い話から不思議な話、幽霊、神様に宇宙人まで、“にしうらわ”のもとに集まった「これぞ…!」という話を厳選して収録、怪を百数えるうちにあなたを究極の異世界にいざないます…。
著者等紹介
西浦和也[ニシウラカズヤ]
不思議&怪談蒐集家。老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人。トークライブを行いながら、体験記の執筆及び、書籍、ゲーム、DVD等の企画を手がける。イラストレーターとしても活動中。2007年「虚空に向かって猫が啼く―百奇蒐集録―」で単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
224
2月と言えば222のニャニャニャで猫の日の話題で盛り上がっていますが、西浦和也さんの本には猫のイラストが多く使われていますから、相当に猫がお好きな方なのでしょうね。猫の話には猫が被害者になったりする可哀想な話も多いですが、これは中々に良かった話ですよ。『夢の猫』昨年、大学で就職活動をしていた鈴村君はよく猫の夢を見たのだが、見知らぬ公園のベンチに座る彼の元へ黒猫が来て足元にじゃれついてくる。特に怖くもなく意味不明の夢で、秋が深まり行くが内定はゼロで、焦りが募るにつれて黒猫の夢を見る回数も次第に増えていった。2021/02/23
ネムコ
19
百物語だから一話一話は短い。しかしこんな体験をしている人がこれだけいるなんて、今までの常識、崩れますよね。2022/12/23
HANA
10
一つ一つの話が淡々としすぎて、どの話も印象が残らない。材料だけをぽんっと目の前に出されたような感じを受ける。あとロケの話は本当に要らなかった。怪談だか宣伝だか判断が付かない上に大して怖くない。一緒に出たのが『東京伝説』だから余計に印象が弱く感じるのかなあ。2012/01/09
パブロ
5
「こんな話を聞いたよ」って感じの軽〜いものばかり。実話怪談断片集ってところ。ちらほらと原石はあるものの、あまりに雑多すぎで読むのが少々シンドイっす。磨けばもっと輝くのに〜と思いつつも、まぁこんなもんか。しょうがない続編は買うのもうヤメにしときます、ってこれ、前にも書いた気が…。2012/01/05
王天上
4
今回はとぼけた話が多い印象だ。例外的に怖い「夢の猫」「殂く話」が良かった。2015/09/24