内容説明
１８２３年、ロンドン。有力貴族ラルストン侯爵の異父妹として社交界にデビューしたジュリアーナだったが、イタリア人の商人の血をひく彼女を社交界は受け入れようとはしなかった。ある舞踏会の夜、酔った貴族から襲われたジュリアーナは、停まっていた馬車に逃げ込むが、その馬車は偶然にも彼女が社交界の象徴として嫌っている、ハンサムだが尊大な公爵、サイモンのものだった。はじめて出逢ったときにふたりは惹かれあったのだが、公爵家の体面や血筋を重んじるサイモンがジュリアーナの出自を知り、態度を変えて以来、険悪な仲になっていたのだ。相変わらず尊大な態度のサイモンから、条件の良さだけが目的の婚約をするつもりだと聞かされたジュリアーナは、情熱なしで生きられるはずがない、絶対にあなたを誘惑してみせると宣言してしまう。その日からジュリアーナはサイモンへの誘惑を始める。バルコニーで、朝のハイドパークで―。情熱の乙女とクールな公爵との恋の賭けの行方は。
著者等紹介
マクリーン，サラ［マクリーン，サラ］［ＭａｃＬｅａｎ，Ｓａｒａｈ］
作家。処女作はヤングアダルト向けのヒストリカル・ロマンスＴｈｅ Ｓｅａｓｏｎ。ブルックリン在住
桐谷知未［キリヤトモミ］
東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業。文芸翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
24
面白かった(☆∀☆) このシリーズ3作の中で、これが一番好き(^з^)-☆ 愛しさと切なさと心強さとって、昔、こんな歌流行ったな～♪ 正に、そんなラブストーリーだった(☆∀☆)2019/07/04
たまきら
19
ガッチガチのお公爵様が一目ぼれ。しかし彼女はスキャンダルまみれの家族の怪しげな異父妹と判明し、ことあるごとに彼女を侮辱。果ては妹を見捨てもう唾棄すべき男です。そんなお貴族がどんどんどんどん生命力あふれる美女に誘惑され這いつくばる様を「ざまあみろ、ば～か！」と眺め楽しめます。昔見た「絹の靴下（ソ連の美女が資本主義の贅沢さに触れ誘惑されていくアメリカの赤狩り時代の映画）」を思い出しました。禁断の果実って勝てないですよね。彼の妹に幸あれ。自分は彼女が家庭教師していた伯爵さまとくっつくのではと勝手に推測中。2016/06/26
Masami🖤
14
〈ﾗﾌﾞ.ﾊﾞｲ.ﾅﾝﾊﾞｰｽﾞ.ｼﾘｰｽﾞ〉三作品目♪"見下し公爵"ことｻｲﾓﾝ&前二作のﾋｰﾛｰ達の異父妹ｼﾞｭﾘｱｰﾅ❤一作目の時点では想像もつかなかったｻｲﾓﾝの豹変ぶしにびっくら…(-""-;)でも彼は彼なりの苦悩があったわけで、読み進めるうちに気の毒に感じました…。奔放で情熱的なｼﾞｭﾘｱｰﾅにﾒﾛﾒﾛにそして自分の立場との葛藤…そしてｼﾞｭﾘｱｰﾅを拒絶したりされたりは読んでて切なかった…(T^T)そしてﾋﾛｲﾝ母…彼女はなんじゃらほい！最後まで理解不能女でした…(-""-;)2017/04/03
みろん
12
章の冒頭にある「スキャンダル・シート」の20章の一言コメントが素晴らしくパンチが効いてて爆笑してしまった（笑）。ツボが多すぎて、１作目から通して再読しまくり！ 超面白かった！ 消化不良な部分は新シリーズのどこかで補完されるといいんだけど…（＾＾；2011/11/28
kyara
9
サイコー！尊大・冷酷で表面コーティングされた鼻もちならないヒーローが、純真で型にはまらない奔放なヒロインに心ならずも、磁石に引き寄せられるように引きつけられていく。成育過程からいってもそう簡単に解凍されるわけもなく…テンプレだけど無理が無く、シリーズ最終巻としてうまく纏まってます。も～う、後半部分のヒーローの壊れっぷりと言うか、堕ちっぷりはワクワクした。ヒーロー妹が、兄に贈った婚約プレゼント。これもｇｏｏｄｊｏｂでした！2011/10/16
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