内容説明
まるで昭和の刑事ドラマそのままの、叩き上げの熱い男・加茂伸之介が帰ってきて以来、京都府警捜査一課六係に揉め事は絶えない。感情と論理、主観と客観、心証と物証、アナログとデジタル―相反する「デカ」と「刑事」の両イズムが激突しながらも、上手く絡み合って難事件を次々と解決していく。そんなある日、加茂が10年前に射殺した凶悪犯の息子が殺人事件を目撃した。しかし犯人グループに追われる少年を救うべく合流した加茂は、逆に冤罪を着せられてしまう。はたして償いは叶うのか?「デカ」と「刑事」は共存できるのか?誰もが胸躍らせた“大人の童話”、感動の完結篇。
著者等紹介
櫻井武晴[サクライタケハル]
1970年生まれ。脚本家
岩下悠子[イワシタユウコ]
1974年生まれ。東京都出身。第23回城戸賞受賞。東映芸術職を経て脚本家として独立
市川哲史[イチカワテツシ]
48歳、バツイチ、音楽評論家。洋楽邦楽問わず「ロック」を書き続けて30年。雑誌『ロッキングオン』『音楽と人』時代も含めて、執筆したライナーノーツは500本、インタヴューは3000本を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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