内容説明
法律遵守、証拠主義、データ重視、組織捜査の徹底。非合理的なデカの勘、強引な任意同行や長期拘留、規律違反の取調べの排除―刑事部屋からは煙草の煙も消えた。改革された京都府警捜査一課六係は、本部一の検挙率を誇る。そんなエリート集団に、まるで昭和の刑事ドラマそのままの、叩き上げの熱い男が10年ぶりに帰ってきた。その名は加茂伸之介。始末書をどれだけ書かされようが、刑事のプライドに賭けて犯罪を追う「昭和の残りカス」に、仲間の目は冷たい。それでも委細構わず我が道を暴走して事件を解決する、加茂の活躍を描いた痛快“ニューノスタルジア”刑事ドラマ、待望の小説化。
著者等紹介
櫻井武晴[サクライタケハル]
1970年生まれ。脚本家
岩下悠子[イワシタユウコ]
1974年生まれ。東京都出身。第23回城戸賞受賞。東映芸術職を経て脚本家として独立
市川哲史[イチカワテツシ]
音楽評論家。洋楽邦楽問わず「ロック」を書き続けて30年。雑誌『ロッキングオン』『音楽と人』時代も含めて、執筆したライナーノーツは500本、インタヴューは3000本を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドットジェピー
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ドラマで描かれなかったレギュラー陣の裏話が見れてよかったです(笑)2011/02/16
とんぼ
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再放送されたらドラマの方も見てみよう。小説としては荒削りなとこもあるけど、さすが基本のシナリオがしっかりしてるから申し分ない。つーかもう、武藤が好きすぎる。めっちゃツボ。ノベライズとしては相棒よりはるかに出来がいいと思う。単にドラマのシナリオを小説へ書き起こしただけではなく、ドラマではなかなか表現しきれないキャラクターの心情や設定(過去のあれこれ)も盛り込んで、これぞノベライズの醍醐味、という作りが嬉しい。それにしても、同じテレ朝ドラマということでちょくちょくネタ挟んでくるな~(笑)。2010/03/09
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