内容説明
堅物の外交官、イアンは突然、任地から帰国するよう要請される。理由はイギリスに滞在するイタリアの皇太子の娘、ルチアの結婚をお膳立てすることだった。夫の条件は貴族で、裕福で、カトリック教徒、期限はたったの6週間。おまけにスキャンダラスで美しいルチアは、愛のある結婚を望んでいた。用意した候補をことごとく断り続けるルチアに振り回されてばかりのイアンだったが、いつしか彼女の寂しさと強さ、優しさに惹かれるようになる。一方、外交手腕を発揮して自分を操ろうとするイアンに反発していたルチアもまた、仮面の下に隠された彼の情熱に気がついてしまう。だがイアンは一介の外交官。気持ちを隠して任務に励むイアンだったが…。奔放なイタリアのプリンセスと、生真面目なイギリス人外交官の恋の物語。
著者等紹介
ガーク,ローラ・リー[ガーク,ローラリー][Guhrke,Laura Lee]
サンタモニカ出身。ボイシ大学でビジネスの学位を取得。稼げるキャリアを追求してハリウッドでケータリング事業を展開していたが、30歳を機にアイダホに戻り執筆を開始した。これまでに多数のヒストリカルロマンスを発表、リタ賞ほか、数々の賞を獲得している
旦紀子[ダンノリコ]
東京生まれ。成城大学文芸学部英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
23
2作目で堅物オーラを放っていた外交官男子が、知己のある小国(現イタリア辺り)皇太子より彼の婚外子を嫁がせるよう依頼されるところから話が始まります。彼女ったらイタリア系の情熱的なゴージャス美女。婚外子だったりママが売春婦だったり彼女が情熱的すぎたり…と前途多難なものの、男子は候補者の貴族を何人かリスト化し…イライラしちゃうんです。自分が彼女を欲しいから。あの堅物が!?と周囲もびっくり。2作目で輝いていた娘ちゃんも登場し、楽しいお話でした。この作家さんの他の本も読んでみよう!2021/06/28
ぽこ
2
温室はまずいでしょう。誰かに見てと言ってるようなもんじゃん。ヒロイン父がヒロインを修道院に入れた気持ちが理解できました。2014/03/05
まめ
2
ギルティシリーズ④ イタリア娘ルチア(王と高級娼婦の非嫡出子)×堅物外交官イアン(ディランの兄)2010/09/27
あさひ.a
2
二人の「VS」っぷりがイイ! ヒロインの前向きさが清々しくて好きでした。育った環境を考えると、もうちょっとひねくれててもよさそうなのに。2010/06/02
くろうさぎ
1
ヒロインの気持ちは分からないでもないけど、、愚かな行動の数々にはちょっとね・・・・。ヒーローは頑固な長男気質でしょうか、、一番悪いのは、やっぱりヒロイン父のチェザレかな。2010/04/20
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