タナトス文庫 千年ノ祈リ

石原 ひな子【著】

竹書房（2010/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 237p／高さ 16cm
• 商品コード 9784812441138
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

家族をヴァンパイアに殺され、その復讐だけを胸に諸国を巡り、無血のヴァンパイアハンターとして名を馳せてきた美貌の剣士アノーは、長い歳月を経て母国に帰ってくる。王の要請でヴァンパイア討伐を目的とする聖騎士団に入団した彼はそこで諜報部から配属された黒髪の美丈夫、ヒューとコンビを組むことに。腕は立つものの、おっとりのんびり女好き、何度冷たくしても懲りずに付きまとうヒューに、長年単独行動をしてきたアノーは最初、激しく反発する。しかし、ふとしたことから自分の存在に大きな不安を抱くようになったアノーは、ありのままの自分を受け入れ支えてくれるヒューに次第に心惹かれ…。互いの手の命預け合う二人、永遠の絆が胸をうつ純愛ファンタジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[レイ＝チェル]

ダークファンタジーなムード一杯の表紙!これはイイかも!と思って読んでみたのですが…何だかちょっとモノタリナイ。ヴァンパイアハンターというネタ。一人でヴァンパイアを倒してきた孤高の受や、その彼とコンビを組まされる寛容なヒゲの黒髪長髪男(攻)そして互いの過去・正体。女装、媚薬とか…いいとこツボは突いているのになー。話的には好きなのですが…。うーん。もう少し…恋愛面をドラマチックに盛り上げてくれたら良かったのかもなぁ。オジサンのエピソードとかはひっそりとしていてもいい感じでしたが。

2012/03/18

[tanya]

再読。設定は面白かったけど、やっぱり恋愛面が少なく欲求不満かも。ファンタジーでは設定を説明するだけで結構かかるから仕方ないのかな。一冊に纏めただけでも凄いと思う。

2012/10/26

[きょん]

いくら流れ者生活をしていたとはいえ、100年生きている事に気づかず自分の体に違和感を抱かないアノー君はちょっと天然？てかぼんやりしすぎでしょう。受けのツンにめげずひたすら甘やかし包容力抜群な攻めのCPは良いと思うんだけどな。

2012/05/14

[Coco]

★★★☆☆　私も設定が好きです。永遠に・・とか生まれ変わっても・・とか、そういうのに萌えるタイプなので（笑）ＢＬ本としては物足りなさはありますが、嫌いじゃないです。

2011/02/09

[にゃんた]

ストーリー的には好きなお話でした。なのに何故だかものすごく読みにくかったです。イラストもあまり魅力的じゃないので入りこめなかった。ラストまさか神様や死神なんていう方向に向かうとは思わなかったので驚いた。全体を通してちょっと欲求不満かな。ストーリーは好きなのにキャラに魅力を感じられない。。

2010/05/30