竹書房文庫
心霊写真部

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  • サイズ 文庫判/ページ数 375p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812440520
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ガールズ・ファッション雑誌『プチ☆フレア』の読者モデルをしている二宮佳夕。特にモデルになりたいという訳では無かったが、学校では写真部に所属している事もあって、カメラには多いに興味を持っていた。プロのカメラマンの仕事に、じかに触れられるという理由で、佳夕は読者モデルのアルバイトを続けている。そんなある日、『プチ・フレア』編集部に立ち寄った佳夕は、新卒の編集者・栗原南の新企画「こわい心霊写真特集」に寄せられた心霊写真を目にする。佳夕は霊感がある事から、「心霊写真特集」の取材メンバーとして、南と行動を共にする事になる。そして佳夕は南との取材の中で、心霊写真1枚1枚の隠された、恐ろしい事実の数々を目にしていく…。佳夕と南は、心霊写真の謎を追ううちに様々な事件に巻き込まれていく。心霊写真に秘められた謎とは…?小説+心霊写真の新感覚ホラー。

著者等紹介

福谷修[フクタニオサム]
ホラー、ミステリーを中心に映画監督、小説家、ゲームクリエーターとして活動。作家としては『渋谷怪談』(竹書房)でデビュー後、ホラー小説を中心に『子守り首』(幻冬舎文庫)ほか著作が計9冊出版されている。NINTENDO DSのゲームソフト『トワイライトシンドローム禁じられた都市伝説』(2008)の監督・脚本も手がけ、「携帯機史上最恐のゲームソフト」と評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青葉麒麟

13
面白かった。ただのオカルトではなく、ちゃんとミステリー仕立てになっていて読み応えがありました。イラストではなく心霊写真がちょいちょい記載されていて尚且つ内容に連動しているのでちょっぴり怖かった。ラストに若干苛ついたけど、楽しく読めました。2017/11/16

yamakujira

5
ホラー小説。読モを務める女子高生を主人公にした7編の連作で、それぞれ挿絵じゃなくて心霊写真を挿入してある趣向がおもしろい。そうか、携帯小説だったのか、携帯のような媒体の方が写真が生きて効果的だろうな、と思ったら、もとは出版を意識して書いたらしい。で、ホラー話の伏線のように、現実社会での連続殺人鬼も話題になる。主人公の近くに殺人鬼の影が迫り、いよいよ衝撃のラストかというところで「第一部・完」って、なんじゃそりゃ。これが売れないと続編は出せないかもしれないからって、騙された気分だな。 (★★★☆☆)2015/05/08

わ!

2
小説なのに、ビジュアル主体…そんなコンセプトが面白い。 だいたいホラー小説なんて、この本以前には「ぼっけきょうてい」まで、ほとんど読んだことが無いような私が言うのであるから、あんまり説得力のある評価では、ないんだけどね…でも、この本は面白いアイデアだと思った。2010/09/05

夜酔雨

2
ドラマ版より。小説というのもあり、状況や心理描写などがより細かく書かれているため、こちらのほうが好き。終盤食い込んできた超能力めいたアレはともかくとして、意外な結末もいい。しかし第一部完とは。これ、未だに続編が出ていないということはつまり、あっ(察し。 ドラマ版もいい所で終わってたしなぁ。そこがもったいない。ってか第一部とはいえ、小説の結末がこんな感じならドラマ版の犯人もおおよそ読めた気がする。なにせ使ってるカメラが一緒だったしね。と、ドラマ版を見たことがある人にしかわからないネタバレをしてみたり。2013/05/08

きら

2
読者モデルの女子高生、佳夕は雑誌の心霊写真コーナーを担当するようになった。送られてくる様々な心霊写真の中には、時折本物が紛れ込んでおり、その度怪現象に巻き込まれる。 連作短編集。タイトルは安直だけど、意外としっかりとした内容で、ミステリ色も強くてなかなか悪くなかった。本に掲載した心霊写真(作り物だけど)を本文とリンクさせるという試みがおもしろい。が、未完結なのは大きなマイナスポイント…… 電子書籍では完全版が出てるけど……うーん。本書原作で映像化されてるものの、そちらも未完のまま。大人の世界って厳しい。2012/10/19

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