内容説明
横暴な父と冷酷な兄から家族をかばい続けてきた徐家の次男・俊植は密陽で地を這うように生きるが、めまぐるしく変動する韓国社会に翻弄され、手がけた仕事はことごとく失敗。父と兄、そして郷里にも絶望しソウルの裏社会に身を投じる。暴力と陰謀にまみれながらヤクザとして頭角を現す弟・俊植。一方、大統領側近として国会議員に打って出る兄・俊秀。二人の間に凄まじい骨肉の争いが生まれる―。くるおしいまでの家族愛と、軍政時代の歴史のタブーを描き韓国全土を驚嘆、熱狂させた大河TVドラマ完全小説化。
著者等紹介
李憙雨[イヒウ]
1939年ソウル生まれ。2004年まで韓国放送作家理事長。1997年「兄弟の江」で韓国プロデューサー賞受賞。1998年同作品で韓国放送大賞シナリオ賞受賞
朴仙容[パクソニョン]
1947年福岡県小倉市生まれ。在日韓国人二世。拓殖大学卒。民団小倉支部、出版社勤務、実業家を経て、1990年ソウルで青年娯楽誌「HOT WIND」創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 極彩色の食卓 ことのは文庫