竹書房文庫
怖イ話―現代百物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812440421
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

「百の怪談を語り終えると本物の怪が現れる」とされてきた日本の伝統的な百物語が、幸か不幸かこの現代に甦る。日常の中に潜む闇のなかから、ふと顔を覗かせる“怪異”たち。そんな怪異たちについて、実話怪談界の名手・西浦和也が体験者から直接取材した、身の毛もよだつような怖イ話から少し切ないノスタルジックな匂いのする幽霊譚まで、“百”のリアルホラーをここに厳選収録。すべて読み終えたあと、あなたの前に現れる“怪”とは果たして…?「不安の種」の中山昌亮(漫画家)による解説付き。

目次

第1章 猫が啼く
第2章 大凶
第3章 階段
第4章 空と地上の狭間で
第5章 ドウジマ
第6章 アキバはこりごり
第7章 青い家
第8章 巻き付く腕
第9章 絵馬
最終章 獄の墓

著者等紹介

西浦和也[ニシウラワ]
怪談蒐集家。老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人。十数年前、勤務していた警備会社で怪異を体験し、それを切っ掛けに怪談の蒐集を始める。「新耳袋 現代百物語」(メディアファクトリー刊)、「九十九怪談」(角川書店刊)の取材協力及び、同トークライブの出演を続ける傍ら、自ら怪談書籍の企画も手がける。2007年、「虚空に向かって猫が啼く―百奇蒐集録―」で単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

163
お馴染み西浦和也(にしうらわ)さんの百物語集で今回は全体的に軽くて素っ気なく何となく漠然としたオチにコクの無い話が多かったですが、それでも相変わらずの奇譚噺の職人芸で時を忘れて楽しめましたね。『UFOキャッチャー』以前に秋葉原のゲームセンターの店員をしていた光葉さんがUFOキャッチャーの景品を並べ直していると「ハルヒの人形、もう少し取りやすく出来ませんか?」と怒り気味のお客の声がする。この景品は人気商品の為に店舗の設定が厳しく度々お客からクレームを貰っていたので景品を取りやすい位置にセットし直してあげた。2021/01/11

ネムコ

27
西浦和也さんの初期作品。この頃からすでに、『獄の墓』『青い家』も話がでているんですね。しかし、まだ怪異のさわり。他のお話も短いながら興味を逸らさぬ語り口。次作も楽しみですv2022/12/10

青葉麒麟

20
各章に分かれていて、尚且つ中には続きモノもあったりしてちょっと新鮮でした。しかもユニークなモノもあったりしてこの手の作品には珍しいんじゃないかな。「整理整頓」「地球観測員」「絵馬」が好き。2017/04/11

王天上

4
バラエティに富んだ内容で「新耳袋」に近いテイストがあった。「バス旅行」「忘れ物」「巻き付く腕」が印象的だった。2015/09/10

No.7

3
徐々に効いてくる所は新耳袋っぽいと思いました。それに加え、意表を突く話も多かったですし、ユーモア溢れる語り口にも大満足です。2016/02/27

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