内容説明
高校1年生秋、江川卓が最も速い球を投げた、10連続三振の前橋工業戦での新事実!?江川が投げた「真実の一球」を追い求めた!感動のノンフィクション。
目次
第1章 誕生―高校1年夏の県予選 1年秋の関東大会前橋工業戦
第2章 悲運―高校2年夏の県予選 3試合連続ノーヒットノーラン
第3章 忍耐―魔球を求めて 作新学院大橋康延
第4章 神話―高校2年秋の関東大会
第5章 酷使―伸びない肘 銚子商業土屋正勝
第6章 伝説―春のセンバツ高校野球大会
第7章 気概―強心臓ぶり 広島商業佃正樹
第8章 確執―作新学院 山本理監督
第9章 異変―高校3年夏の県予選 夏の甲子園1回戦柳川商業戦
第10章 結実―夏の甲子園2回戦銚子商業戦
著者等紹介
松井優史[マツイユウリ]
岐阜県生まれ。出版社を勤務にてフリーライター。沖縄を拠点にしながらプロ、アマ問わず野球、サッカー、ハンドボール取材活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kokada_jnet
75
2009年刊行。沖縄在住のスポーツライターの著者が、江川卓の高校時代を、チーム関係者や対戦相手などへの取材から描く充実の一冊。あとがきには200名に取材したというトンデモナイことが。濃厚な記述がされていて、ノンフィクションの賞をとってもおかしくないほどの内容なのだが(江川関連本という先入観を裏切る、独自の本だ)。唐突に、当時の根性体罰を全面肯定している記述が、自分もひっかったし、賞へのノミネートすらされなかった原因なのかも。水島新司「ドカベン」の高校時代のライバル投手の描写は、江川の影響が大だと再発見。2023/12/03
コリンちゃん
6
江川の高校時代の投球を動画として見れるのは、高3のセンバツと夏の甲子園の記録映像だけだと思うけど、実は一番凄かったのは高校2年の秋前後だったとは・・・ホントに一体どれだけ凄かったのか、伝説のベスト・ピッチの映像を是非見てみたいと思いました。もし高3のドラフトで巨人が1位指名してたら、もし江川が高卒でそのままプロに行ってたら、と思いは尽きません。それにしても、センバツ後には江川と他のナインの間に大きな溝が出来てしまって、チームとして纏まってなかったとは知らなかった。やっぱり野球は一人では勝てないんだなぁ~ 2013/09/23
はむズ
4
高校1~2年が全盛期と言われています。 バットにかすっただけで球場がどよめく・・・漫画のような世界ですよね。 近代的な指導で年齢と共に成長していたら、プロでどんな伝説を残したのか・・・ とても残念です。2016/04/02
Toshio Mizui
3
「江川卓の全盛期」って動画を見た。プロ入り後の映像で、確かにすごいボール投げてるけど「全盛期は高校時代」ってコメントがあって興味を持ったのが読んだきっかけ。読んでみたら面白い。数字に残っている記録だけじゃなく、当時の指導者・チームメイト・ライバルへの取材を基に、高校時代の江川の凄まじさを明らかにしていく。江川がいたためエースになれなかった控え投手と甲子園で江川に投げ勝った2人の話もそれぞれ良かった。特に、2007年に亡くなった広島商業・佃正樹の死に際のエピソードに勇気をもらった。2013/06/02
清田
1
★★★☆☆ 作新学院時代の江川卓について、当時の高校内外の野球部員・関係者の証言を集めたもの。岐路にあった故・佃正樹、土屋正勝、大橋康延については、独立して頁を割いている。あとがきに200名もの関係者に取材したとあるように、その分量をして当時の熱狂、および影響がうかがい知れる。しかし土屋の項で、故・斎藤一之監督時代の銚子商業を引き合いに、唐突に根性論・体罰を全面肯定している。「今の日本で最も欠けているもの」(文庫p134)とまで言い切ってしまっている。これは本書の評価を大幅に落としかねない、まずい記述だ。2024/12/05




