竹書房文庫
妖幽戯画―おどろ怪異譚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812438213
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

神も仏も逃げ出すとんでもないコンビが誕生した。超人気怪談漫画ブログ「誘怪犯」の作者であり、京極夏彦氏、平山夢明氏、木原浩勝氏ら怪談を愛する大物作家たちがこぞって讃辞を贈るホラー漫画家・うえやま洋介犬がまずその一人だ。そしてもう一人は、伝説の実話怪談シリーズ「新耳袋」そして「九十九怪談」の取材協力者として圧倒的なネタ量と体験数を誇る実話怪談作家・西浦和也である。画で見せる恐怖と文で紡ぐ恐怖。ショックと戦慄が交互に畳み掛ける、実に心臓に悪い読み物のできあがりだ。極上のミルクレープか高級ホテルのサンドウィッチのように、質感の違う恐怖が幾層にも重なり合い、えも言われぬ味わいを生み出している。深く妖しい異界の味―それはあなたの日常と平和を侵しかねない、毒の味なのかもしれない。

目次

第1章 常識パラライズ(創作)
第2章 実話怪奇譚(実話)
第3章 怪奇新聞(創作)
第4章 座談怪
第5章 実話恐怖譚(実話)
第6章 怪バナ(実話)
あとがき往復書簡―うえやま洋介犬×西浦和也

著者等紹介

うえやま洋介犬[ウエヤマヨウスケ]
1977年兵庫県出身。4コマ漫画家として永らく活動した後、ホラー漫画家へ

西浦和也[ニシウラワ]
怪談蒐集家。老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人。十数年前、勤務していた警備会社で怪異を体験し、それを切っ掛けに怪談の蒐集を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

136
漫画家VS作家の競演本ですが、やはり漫画家さんの方が圧倒的に有利で超面白かったですね。1頁で勝負する小ネタがどれも鋭い切れ味の「うえやま洋介犬」さんは最高です。頭・右手・左足等の文字が書かれたTシャツを着た男達が赤信号の交差点に飛び出すと、それぞれの部位が消えた死体が横たわる。ああそうか役割分担だったんだと納得する話。キャンプで見かけた家族がバーベキューの鉄板で焼いていたのは人形だった話。「こどもがよくとびだします」の看板を見た彼女は地面から生えた子供を見て友人に話すと彼女の背中からも子供が生えていた話。2020/09/27

青葉麒麟

11
漫画と小説の両方が楽しめてお得感があります。が、漫画のタッチがいまいち好きになれなかった。キモさは充分に伝わって来たんだけど。実話の方も割りとアッサリだったし、消化不良。2017/08/29

ぼの

2
最後の神隠しの話が興味深かった。2011/01/10

クミコ・ロッテンマイア

2
実話と創作、文章とマンガが入り交じった怪談集。西浦氏の絵がかわいくてうまいので驚いた。2010/04/12

ext3

2
うえやま洋介犬の創作漫画は面白いけど、文章と体験談漫画は微妙。最後の章に面白くないの持ってこられてもなー2009/09/02

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