内容説明
1908年5月28日生まれのイアン・フレミング生誕百年を祝って書かれた『007猿の手を持つ悪魔』はたくみにジェームズ・ボンドの遺産を引きつぎ、文学・映画を通して最も人気あるスパイの人生に、新鮮な一章をつけ加える。著者であるセバスチャン・フォークスは、フレミングが筆をおいた直後の時代、冷戦のさなかにボンドを引き戻し、息もつけぬペースで緊迫したストーリーを展開する。『007猿の手を持つ悪魔』はフレミングの小説のエッセンスをとらえ、さらに現代にも通じる重大な危機に直面するボンドを描ききった。
著者等紹介
フォークス,セバスチャン[フォークス,セバスチャン][Faulks,Sebastian]
ジャーナリストとして1978年から1991年までロンドンで全国紙に勤務。その後執筆活動に専念し、高い評価を得ている作家のひとりである
フレミング,イアン[フレミング,イアン][Fleming,Ian]
1908年5月28日、ロンドン生まれ。1952年の処女作『カジノ・ロワイヤル』で、ジェームズ・ボンドを世に送りだした。その後12年間にわたり1年に1冊のペースで、最も有名なスパイ、007の小説を発表し続ける。息子のために書いた子供むけの空飛ぶ自動車の物語『チキ・チキ・バン・バン』は、映画化され、ミュージカルにもなった。イートン校で教育をうけ、スポーツにも長けていた。サンドハースト陸軍士官学校では将校の訓練コースを終了することなく中退。その後オーストリアとドイツで数年を過ごし、言語学を学ぶ。ロイター通信に入社し、正確かつ迅速に文章を書く技術を身につける。第二次世界大戦を通して海軍情報部長のアシスタントを務めたが、この時の経験が007シリーズの様々な事件やキャラクターに活かされている。戦後はサンデー・タイムズ紙の外国部長として働きながら、小説を執筆。1964年、心臓麻痺で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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