内容説明
ある午後、男爵未亡人シャーロットが放蕩者の弁護士ナサニエルの元を訪れた。彼にとって一人で過ごすのが辛い日だと知っていたのだ。正体を隠して一夜を共にした、あの夜の鐘が忘れられなかった―。しかし、彼女を待っていたのは無作法な態度とキス。逃げ出したシャーロットだが、ナサニエルが義弟一家の調査を始めたことから、行動をともにせざるを得なくなる。一方、ナサニエルもまたあの夜の女性を探していた。品行方正な未亡人があんなことをするはずがない。だが、シャーロットとキスをしたとき、よみがえったのはあの夜のこと…。一夜の秘密と、15年前の秘密が二人を近づける…。リタ賞作家マデリン・ハンターの傑作ヒストリカル・サスペンス。
著者等紹介
ハンター,マデリン[ハンター,マデリン][Hunter,Madeline]
アメリカ、ペンシルヴェニア在住のベストセラー作家。2000年BY ARRANGEMENTでデビュー。以後、14作のヒストリカル・ロマンスを刊行。4作品がRITA賞にノミネートされ、中世を舞台にしたSTEALING HEAVENが2003年度ヒストリカル部門の最優秀作品賞を受賞した。美術史の博士号を持ち、執筆のかたわら現在も大学で教えている
松井里弥[マツイサトミ]
翻訳家、東京在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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