内容説明
世界でも超のつく優良企業ウェルネス社。高柳はそこで大手スーパーの香港出店を任されている。立ち上げ当初はマフィアに邪魔され困難をきたしていたが、高柳の大学の同期であり香港最大のマフィアのトップ、ティエンに助けられた。その時に交わした「代償は肉体関係」の条件のせいでティエンとは恋人同士だが、香港を治める「龍」であるティエンの力を利用しようといくつもの影が動き始めている事も、自分がティエンの弱点である事も高柳は気づいていなかった。ティエンの忠告もむなしく、巧みに近づいてきた相手に高柳は翻弄され…。香港VS上海、その中にただひとり置かれた日本人高柳の運命の龍が動き出す―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
32
ウェルネスシリーズの中では高柳とティエンの話が一番好き。世界でも超のつく優良企業ウェルネス社なのに、社員はみんなホモばかり(笑)高柳にとっての「龍」はティエンただ一人。舞台が香港だから「気」=「龍」って意味もあるんかな。高柳が動けば「龍」の「気」の流れも変わる。香港を治める「龍」として崇められているティエンを振り回す事の出来るのは高柳だけ。2018/06/17
ハル
15
<再読> ティエン&高柳のお話その② レオン登場‼︎2021/05/05
まふぃん
14
借り本なんだけど、シリーズ①が見つからずー。いきなりここから読み始めましたが、何となく分かりました。昔の香港映画みたい。2015/09/30
uuuuuuuuko(うーこ)
12
ティエン×高柳2作目。高柳が優秀なサラリーマンだってことを忘れてた。でも仕事の描写がほぼないのでネットワーク云々言われても実感なし。ティエンは相変わらず素敵。受が無鉄砲で敵の手に落ちて薬もられたりオークションかけられたりって結構定番展開なのね!でもそこをいつも攻が助けに来てくれるから素敵。今作でレオン初登場。これまでのことを踏まえて獅子の黒炎を再読したい。2013/04/11
那義乱丸
11
久方ぶりの再読。この巻に獅子のレオンが登場。前巻で白粉彫りの話があったけど、それで生まれたキャラなのかな?あるいは、最初から予定されてたのかもだけど。どちらにしてもレオンも好きなキャラのひとりだから登場にウキウキした。番外編をたくさん読んでるので、天然っぷりと極度の方向音痴が高柳のデフォになってしまってる感じだけど、本質的には頭の回転が速く、デキる男なんだと改めて思い出した。危険だからと攻に止められてるのに受が勝手に突っ走って窮地に陥るというBLの定番を高柳が華麗に披露しているのもご愛嬌ってことで(笑)2018/06/10