内容説明
エンキ神によって地獄へ落とされたアモス。抜け出すには、9つの国と5つの河を通り抜けなくてはならない。灼熱の炎や牢獄や、吹雪の待ち受ける地獄を…。一方、アモスを探す仲間たちは絶望のあまりケンカ別れしてしまう…。最大の危機を乗り越えられるのか!?機知と勇気と友情の大冒険ファンタジー。
著者等紹介
ペロー,ブリアン[ペロー,ブリアン][Perro,Bryan]
1968年6月11日、カナダ、ケベック州シャウィニガンに生まれる。ケベックの伝統的な語りにもとづいた“お話の会”を行う一方、俳優、作家、劇作家など多方面で活躍中。また、シャウィニガン・カレッジでは演劇を教えている。アモス・ダラゴンシリーズのほかに、『マーモット』『果実の世界の私の兄弟』『私はどうして父を殺したか?』といった小説、さらに戯曲を3作発表している。アモス・ダラゴンシリーズは大ヒット作
高野優[タカノユウ]
フランス語翻訳家
野澤真理子[ノザワマリコ]
フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リカステ
5
再読。主人公が闇落ちしかける章(?)であり、幼き頃に最も衝撃を受けた巻。全てを忘却することが一番幸せなのか、それとも苦しみながらも贖罪しなければならないのが地獄に落ちた者の定なのか、一か月くらい悶々としていた覚えがある。結局、地獄に落ちないのが一番だなと安易な結論に辿り着いたあの頃。今はもう少し軽く詠むことが出来るし、また、もう少し違った考え方も出来るようになった(はず)。2015/09/06
こやまるぅ
3
地獄って怖い怖い・・・。2011/05/04
Theodore
3
序盤から人がたくさん死んでいった裏にはこんな展開があったのか……と、妙に感心させられた巻。悪役も含め、今までに死んだ人物のその後がちらりと伺える。2010/02/06
紅蓮
2
ダンテの『神曲』をモチーフにした、九つの地獄を旅するアモス。苦しみ、怒り、憎しみ、悲しみ、傲慢、軽蔑、孤独、恐怖といった己の否定的な感情と向き合い戦いなんとかして地獄をくぐり抜けるが、最後の"地獄の都"では絶望に危うく負けそうになる。そこに「こんなのは朝飯前だ!昼飯前だ!」と駆けつけてくれたかつての仲間に危機一髪救われ次巻へ ((バアルが登場!!))2014/06/20
すぅーた
1
まさか地獄まで足をむけるとは。さらに過酷な冒険に。