のぼせもんやけん―昭和三〇年代横浜 セールスマン時代のこと。

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のぼせもんやけん―昭和三〇年代横浜 セールスマン時代のこと。

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784812427590
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

役者に憧れて故郷を捨て、横浜の地に立った“のぼせもん”の青年・松崎雅臣=小松政夫。二年後、彼はなぜか車のトップ・セールスマンになっていた!?師匠・植木等に出会うまでの横浜トヨペット時代、良き先輩、良き仲間、良きお客さまと繰り広げる、なーみだ、なーみだの奮闘記。

著者等紹介

小松政夫[コマツマサオ]
本名・松崎雅臣。1942年1月10日博多生まれ。昭和36年、父の死で一念発起し、俳優を目差し上京、某新劇養成所を受けるが、入学金が払えず断念。役者の道をあきらめ、魚河岸の若い衆を振り出しに、さまざまな職業を転歴。最後の自動車のセールスマン時代に、夢忘れられず公募で植木等の付き人兼運転手として芸能界入りする。付き人時代の約4年間にタレントとしての基礎を学び、NTV『シャボン玉ホリデー』でデビュー。その後「どうして!どうして!おせーて!」「もう、イヤ、こんな生活!」といったオカマチックなギャグや『電線音頭』『しらけどり音頭』などのヒット曲、十八番の淀川長治のものまねなどで一躍人気コメディアンとなる。現在は伝統的なコント/コメディと、ちょっぴりインテリジェンスの匂いのするエンターテイメントなど、奥行きのある笑いを作り出している。また、俳優としては、本格的な演技力が求められるドラマ作品を中心に活躍。もはや「コメディアンが芝居をしている」域を越え、俳優・小松政夫としての評価が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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なにょう

17
これを読んで、やっぱり息苦しさもあるかもしれんけど、私は今の時代の方がいいと思った。というかその時代に生まれてないから比較しょうがないけどね。会社の中は思っきし体育会系で女性の活躍できそうな余地はこれっぽっちも無さそうだし。ノルマ達成ばかりが重視されて。顧客の満足はどこ行った。★読み物としては面白いけど、こんな会社は嫌だ。小松政夫が植木等の付き人になるまで。2018/04/13

尿酸値高杉晋作

9
小松政夫さんくらいの人だと、何やっても上手くいくんですな。 特に「人に好かれる」才能が凄そうで羨ましい限りです。2018/08/19

gtn

8
昭和30年代の著者の青春記。時代と著者のバイタリティにあてられ、小さなことでくよくよしていることが馬鹿らしくなる。植木等に弟子入りするところで本巻が終わるが、次巻が楽しみ。2018/01/20

古本虫がさまよう

6
父親が亡くなり、上京し、事務機器のセールスマンとして、足蹴に通っていたトヨタの人に見いだされてクルマのセールスマンに転職。当時は1日24時間闘え、ノルマを達成せよ、さもなくば‥‥といった猛烈サラリーマン時代。クルマのセールス活動を通じて、クレージーキャッツの公演も聴いたり…。ローンで買ったクルマのローンを支払わないヤクザ相手に七転八倒…しつつも無事解決…。いろんな修羅場を経験したようだ。そして植木等さんの付き人を倍率600倍の中を勝ち抜く。この続編もあるようだ。2019/04/17

よし

5
高卒後、友達、家族、親戚等の博多駅・小倉駅2回の見送りに送られ、横浜にやってくる。兄の独身寮に居候して、職を転々として、トヨタの トップセールスマンとなっていく4年間の青春時代。想像以上におもしろく、痛快であった。弟思いの兄貴がいい。いつも支えになってくれ、励ましてくれた。スカウトしたブル部長のあのモーレツ振りと部下思いがすごい。引き抜いていく彼の確かな目と、「空手チョップ」とふざける仕草がいい。トップセールになる小松の奮戦記と映画並の武勇伝に拍手喝采。植木等の付き人「無責任男」を地で行くのは、圧巻!2018/03/01

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