内容説明
FSB(ロシア連邦保安局)少佐アレクセイ・スモーリンは、カフカスでの軍事活動中に捕虜となり、ロシア各地での爆弾テロに関わったと偽証させられる。反撃の時を待っていた彼は、カフカス紛争を取材に来ていたアメリカ人ジャーナリスト、キャサリンの助けを得て脱出に成功。一方、アラブ過激派「ジャムラ」はカフカス軍と手を組み、来たるローマサミットに向けて未曾有のテロ計画を実行しようとしていた。そのための切り札こそ、アレクセイの偽証の様子を収めたテープだった。身の潔白をあかすべくモスクワに向かったアレクセイだが、すでにテロリストたちは市内のサーカス場を占拠し、アレクセイの一人娘を含む子供たちを人質にとっていた。家族を守るため、そして国家を、全世界を守るため、アレクセイはテロリストにひとり立ち向かっていく…。ロシア国内で驚異的なヒットを記録した、瞠目のポリティカル・アクション。
著者等紹介
清水節[シミズタカシ]
1962年東京都生まれ。エディター&ライター。CM制作会社などを経てフリーランスに。雑誌やWebなど映画に関する各メディアで企画編集・執筆。J‐WAVE「東京コンシェルジュ」コメンテーターを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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