内容説明
「魔術」を使うものたちが自らの能力を駆使し、密かに国家の覇権をかけて争いを続けている時代―。赤木宗一郎は軍人一家に育ち、軍籍もあるにも関わらず、昼行灯を決め込む自由人。彼は古来より伝わる鉄砲術「大東流合気銃術」を体得しているが、それを役立てることもなく、日々を楽しく過ごしていた。しかし、怪人シリル・クロウリーの陰謀を目の当たりにし、それを阻止するために立ち上がる。ともに戦うは大刀使いの少女、不良メイド、傀儡使いの少女たち!はたして、彼らは帝都の危機を救うことができるのか!?荒唐無稽、痛快無比の伝奇アクションがここに誕生。
著者等紹介
水城正太郎[ミズキショウタロウ]
亜細亜大学を除籍になる少し前にゲーム制作会社へ就職。会社が倒産する少し前に作家デビューをするという網渡り人生。現在ライター・ゲーム制作集団「Aチーム」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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辺野錠
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アレイスター・クロウリーっぽい人とかルドルフ・シュタイナーっぽい人とか北一輝っぽい人にやんごとなきお方の義理の妹とか昼行灯とか口の悪いメイドとかが立ち向かう痛快活劇小説。終盤の大どんでん返しが面白かった。あれは実は囮だったとは思わなかった。あと殺された候補メンバーも一人は元ネタが分かったけど他は元ネタいるのか? 主人公の必殺技も謎だし敵の魔術書拾ったメイドもなんかの伏線だろうしで続いて欲しかったなあこれ。2012/02/21
こま犬
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毎度毎度。2011/11/20
ma-no
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隠れた秀作です。オカルト、科学、格闘技、ナチス、昭和ロマン活劇。レーベルの不振で続刊がなかったのが悔やまれます。ファンタジア文庫あたりで復刊してほしい。2006/04/13
アヤメ
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世界観とか活劇っぷりは面白い!ダブルクロス・トワイライトみたい(どっちが先かはわからないけど)。しかしどーも中途半端感の否めない部分が色々と。かなりフリーダムに書いたようなあとがきだったけど、もっと振れ幅大きくて良いんじゃないの?できるんじゃない?という感じ。2010/03/11