内容説明
すべてを捨て、新しい恋に生きることを決意したヘウォンとミヌだったが、運命はふたりを再び苦しめる。初恋の人、ウネの心臓がヘウォンの中にあることを知ったミヌは、ショックのあまりヘウォンの「もう一つの誕生日」をすっぽかし、ウネの思い出と一緒に生きていこうと言うヘウォンに、つい辛く当たってしまう。さらに、この秘密を知ったチョンジェが、ヘウォンを取り戻そうと画策を始めて…。運命の恋を運んできた夏が、いま静かに終わりを告げる。
著者等紹介
金重明[キンジュウメイ]
1956年東京生まれ。第8回朝日新人文学賞、第30回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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