内容説明
建国初期のアメリカに、悪を滅ぼすためなら全てを捨てて闘う男がいた。その男の名はゾロ。黒いマスクの下に素顔を隠し、助けを求める鐘の音が鳴り響けば、どこからともなく現れて正義のために戦い抜いてきた。しかし、子を授かった彼は、最愛の妻、エレナから“引退”を強く望まれる。信念と家族の間で悩む彼の前に、新たなる敵が立ちふさがった。12世紀のヨーロッパを支配した闇の組織「アラゴンの騎士」が世界征服を成し遂げるべく、アメリカの滅亡を企んでいたのだ。自由と平和を守るため、ゾロは己の身ひとつで巨悪に立ち向かう。世界の命運をかけた闘いが今はじまる―。
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- 和書
- 日本史の黒幕 中公文庫