内容説明
名声をかちえながら病に苦しんだ天才数学者の父ロバートと、その二人の娘。妹のキャサリンは数学の才能と病の兆候を受け継ぎ、父の看病をする毎日。姉クレアは遠く離れたNYでキャリアを積む。淡々とした日々は、ロバートの死によって破られる。責任を感じ、自らの人生を封印してしまうキャサリンだったが、父の弟子ハルと出会い、少しずつ心を開くようになる。だが、父の書斎から新発見の“証明”が見つかり、運命の歯車は大きくまわりはじめた。果たしてそれは父の遺作か?それとも別の誰かの作なのか…?映画原作はピュリッツァー賞に輝く名作舞台劇。父娘、姉妹、そして恋人たち。さまざまな愛が交錯する、感動の物語。