内容説明
熊人間の呪いを解くため、女神フレイヤの島へ旅立ったアモスたち。しかし、その島は地図にない場所、“世界の果て”にあるという…。はたして、一行は立ちふさがる魔女バヤガヤと火と不和の神ロキをしりぞけ、呪いを解くことができるのか?そして“ドラゴンの卵”のその後は!?機知と勇気と友情の冒険ファンタジー。「神々と妖精・妖怪辞典」つき。
著者等紹介
ペロー,ブリアン[ペロー,ブリアン]
1968年6月11日、カナダ、ケベック州シャウィニガンに生まれる。ネイティブ・アメリカンの語り部であったおじいさんのラウール、そしてやはり話し好きだったもうひとりのおじいさん、ジョルジュから語りの才能を受けつぎ、ケベックの伝統的な語りにもとづいた「お話の会」を行う一方、俳優、作家、劇作家など多方面で活躍中。また、シャウィニガン・カレッジでは演劇を教えている
高野優[タカノユウ]
フランス語翻訳家
宮澤実穂[ミヤザワミホ]
フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リカステ
4
再読。アモスに自信がつき始めたのかしら。そしてベオルフの成長も見られる。 この巻では神々に振り回される人間達という構造がよく見られ、アモスが怒るのももっともである。が、果たしてどちらが正しい反応なのかは、判らない。個人的に一つ言いたいのは、フレイヤをはじめとする女神達は特に感情的で他を省みない性格に思えるということ。神々は、人間と同じようにプライドや妬みでも行動するのだ。2015/08/31
紅蓮
3
"善"と"悪"の神々の思惑にもまれる我々小さな生き物達は、言うならばチェスの駒のような存在であり、その事実を打ちつけられたアモスは「仮面を持つ者」として世界の平衡を取り戻す覚悟を改めて固める。(オーディンやフレイヤ、ロキといった北欧の神さまはやっぱりスケールがデカすぎてアモスがキレる→仮面を持つ者の使命を再確認)2014/06/15
こやまるぅ
3
うぅ(´;ω;`)みんな死んじゃうなんて・・・。生き返ったのが約1名いるけど死んだ方が多いとかOrz2011/04/28
Theodore
2
ようやく目的が見え始めてきた第4巻。この巻まで読んで思ったことは、見た目に反してかなりハードな展開であるということ。特に登場人物の生死に対する扱いがかなり厳しい。今作でも人死には結構多い。その分、意外な形で復活するキャラクターもいたりはするのだが。2009/12/13
すぅーた
1
過酷ですな。