内容説明
世の中の人たちは、一体どんなセックスをしているのだろうか…?そんな誰もが知りたいのに、誰にも聞けなかった他人のセックスについて、キンゼイ博士が全米1万8千人に調査し、まとめ上げた“キンゼイ・レポート”。今から50年前、まだ性がタブー視されていたアメリカで、学術書として史上初の20万部を売り上げ、一大センセーションを巻き起こした。しかし、賞賛を得る一方で、博士は世間から激しい非難を浴び、身を切るような苦しみも味わった。人生のすべてを研究に捧げたキンゼイ博士と、彼を生涯支えた妻クララ。彼らが最後にたどり着いた、たった一つの大切な「真実」とは。
目次
『愛についてのキンゼイ・レポート』シナリオ
アルフレッド・キンゼイ評伝―ある先駆者の生涯
監督ビル・コンドン インタビュー
リーアム・ニーソン&ローラ・リニー インタビュー
解説「キンゼイは世界の『性』を変えた」
著者等紹介
コンドン,ビル[コンドン,ビル][Condon,Bill]
1955年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学で哲学科の学位を取る。映画ジャーナリストとして仕事をスタートし、映画プロデューサーのマイケル・ラフリンと共同で脚本を手がけた『Strange Behavior』(81)がカルト的にヒットする。監督デビューは『地獄のシスター』(87)。『ゴット・アンド・モンスター』(98)では、アカデミー賞脚本賞を受賞。また、最優秀映画賞を含む6部門のオスカーを獲得し、高い評価を得たヒット作『シカゴ』(02)の脚本も手がけた
かじよしみ[カジヨシミ]
1962年川崎生まれ。カミングアウト・コンサルタント。ニューヨーク大学教育学研究科にてヒューマン・セクシュアリティ専攻、修士号取得。AGP(同性愛者医療・教育・カウンセリング専門家会議)メンバー。同性愛者のカミングアウトの支援、同性愛者の子どもを持つ親に対する相談活動などを行なっている
浅尾敦則[アサオアツノリ]
1956年広島生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。