夏の香り〈上〉

チェ ホヨン【脚本】/金 重明【編訳】《キム/チュンミョン》

竹書房（2004/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 357p／高さ 19cm
• 商品コード 9784812416532
• NDC分類 913.6
• Cコード C0097

内容説明

心臓移植で奇跡的に健康を取り戻したシム・ヘウォンは兄妹のように育った恋人に見守られ、新たな人生を満喫していた。しかし、婚約者を失ってから人を愛することができないでいる男、ユ・ミヌと運命的に出逢った時、すべては変わった。彼を見ると、理由もなく胸の鼓動が早くなる。この心は、私のもの…？再建中のリゾートホテルを舞台に描く、初恋を忘れられない男と、初めて本当の恋に出逢った女の、せつない夏の恋。

著者等紹介

金重明［キムチュンミョン］
作家、翻訳家。１９５６年生まれ
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感想・レビュー

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[星落秋風五丈原]

四季シリーズは、恋に落ちた男女が隠された因縁を徐々に知ってゆくストーリーになっているが、今回はそのキイとなるものが心臓。「あたしの意志とは関係なく、胸が高鳴るの。ときどきこうなってしまうのよ。心臓があなたを見分けているみたいに。」とヘウォンが言えば、「心臓がかつての恋人だから、恋をしたのか？」と悩むミヌ。こんな二人を、ロマンティックと取るか、荒唐無稽と取るかが、この物語を受け入れられるかどうかの鍵。「ありえない偶然が次々起こるのがお約束の韓ドラ」と言えど、「これはちょっと無理がある。」と言わざるを得ない。

2005/05/20