内容説明
「東京に原発を誘致する!」突如飛び出した都知事の爆弾発言。会議に招集されたメンバーは大パニック!推進派、反対派、それぞれのもっともらしい意見が入り乱れて会議室は戦場と化す。財政回復・電気料金値下げ・都市冷暖房システムなどなどいいことばかりを並べたてる都知事に対し、実はそれらは真っ赤な嘘と言う反対派…。強引に原発誘致を進めようとするカリスマ都知事の真の狙いとは…。一方、お台場にはフランスから海路極秘裏に運ばれてきた大量のプルトニウム燃料が到着していた。政府は反対派の抗議運動を避け、そのプルトニウムを一般道路で福井県の原発へ運ぼうとしていたが、それを運ぶトラックが爆弾マニアの若者にジャックされてしまう。やがてトラックは時限爆弾を仕掛けられて都庁に向かっていた。もし、爆弾が爆発すれば、東京だけでなく日本全土が広く被爆する未曽有の大惨事になることは明らかだった。果たして都知事はこの絶対絶命の危機を乗り切ることが出来るのだろうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金平糖
20
知人はDVDを見た三日後に3.11が起き震撼したそうで是非見たいと探すが見つからず(原発村と自民党の圧力か?)ノベライズを読む。2002年製作なんてホント昔から原発の危険性は明らかだったのだと嘆息。それなのに自民党政権になり着々と再稼動に動き出している。「国のやることに責任者なんかいるわけないでしょ」イランの映画監督から国の検閲があり直しは当たり前と聴いたが、本作の撮影は都庁はOKだったが首相官邸は「脚本の内容が不適切」と却下。「表現の自由すら怪しい国」と監督。右傾化の昨今では絶対無理なのではと懸念。2014/09/13
相田うえお
3
★★★☆☆喉元過ぎればナントカじゃいけませんよね。皆んなでエネルギーについて考えるのは大切ですよね。
ノチヲ
3
ストーリーはともかく、原発を作らなくちゃいけないという理論は破綻していることをあらためて認識しました2011/03/24
ヨシユキ
2
DVDでなくVHSで映画を見ました。 有名な俳優ばかりなのに公開当時は全く記憶にない。最後は核ジャック→テロとの戦いになるが、冒頭からの知事の提案、逆説の展開と、今となっては身につまされる。 福島原発災害が現実となった今、改めて見る価値あり!2011/08/08
Smith, Ordinary. Person.
1
映画の活字版。映画を観ながら専門用語が分からない時のために傍らに置いておくと便利。2014/06/07