内容説明
１９４４年７月３１日。サン＝テグジュペリ機消息を絶つ―。その日、プロヴァンスの海へと消えた、銀いろの飛行機を見た少年。その日、サン＝テグジュペリと同じ空にいた“友人”で“敵軍兵士”の男。半世紀後、ふたりはニューヨークで出逢い、…真実は語られた。いま明かされるサン＝テグジュペリの最期。そして、彼が遺した言葉とは。
目次
三羽の鳥
大空への扉
あなたなんですか？
ふたりの話
『星の王子さま』
しっぽを持つ悪魔
戦場の祈り
独立記念日
高度九千メートルの友情
暗殺未遂事件
気むずかしいバラ
黒いヘビ
海の見える場所
エピローグ
著者等紹介
ヴィレル，ジャン＝ピエール・ド［ヴィレル，ジャンピエールド］［Ｖｉｌｌｅｒｓ，Ｊｅａｎ‐Ｐｉｅｒｒｅ ｄｅ］
１９４０年フランス、ニース生まれ。子ども時代をスイスとフランスですごす。１９６２年、フルブライト奨学生として渡米、コロラド大学にて博士号取得。コロラド、ノートルダム、カリフォルニア大学などを経て、現在はカナダ・ウィンザー大学で教鞭をとる。専門は二十世紀フランス文学。未来派及び前衛芸術についての著作が多数ある
河野万里子［コウノマリコ］
１９５９年生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。１９９３年、国際翻訳賞新人賞受賞
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