内容説明
うさぎのヨリスとねこのオスカー。きみとぼくは友達だ。ずっと、ずっと。オランダからやってきた、うさぎとねこの友情ものがたり。
著者等紹介
オメン,シルヴィア・ファン[オメン,シルヴィアファン][Ommen,Sylvia van]
1978年12月16日、オランダ北部の町、バーン生まれ。ものごころついた時からすでに絵を描いていたという作者が、美術学校卒業後はじめて出版社に持ち込んだ作品が「ドロップ」。そのあまりの完璧さにうっとりした編集者がたちまちファンになり、発行が決まったという。発売後は大好評を博し、オランダで最も権威あるデザイン賞、「ベスト・フェルソルフト・ブッケン・ファン2003」を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
109
天気のいい日はいつもの公園で、ドロップをなめながらコーヒーを飲む。ねこのオスカーとうさぎのヨリス。ドロップと同じ色した青空の向こうにあるのかなあ、天国って。そこでまたぼくたち、出会えるといいな。もしも、生きていた時の記憶をすっかりなくしてしまっても、そこで最初からともだちになればいい。シンプルな線で描かれたかわいい絵本。死をテーマにしているけど、深刻すぎないところがいい。大切な友だちと一緒にいられればそれでいい。あとはドロップとコーヒーがあれば、他には何もいらない。2003年12月初版。2016/07/16
ばいきんまん
11
'14.7-9(128)【てんごくって、あるのかなぁ?/てんごくに、ドロップあるかなぁ】絵本で「欲しい」と思ったのは初めてかも。癒されるし、ちょっとだけシュールで。こんな2人の関係、いいな。ドロップをなめるためだけに会う約束をする。会って他愛のない話をする。2人がいつか死んでも、またこんな関係であれますように。2014/07/15
nekopon
2
てんごくってあるのかな? そこでまたあえるかな? もしまえのことをわすれてしまっていたら? そしたらぼくたち、またまっさらなともだちになれるね。――いつもドロップを持ってくるヨリスと、コーヒーを持ってくるオスカー。公園でのふたりの何気ない会話が心にじんわりしみこんでくる。ちょっととぼけた雰囲気の訳がお話にぴったり。オランダの作品。2008/10/24
のんの
1
さらっとした絵の絵本が読みたくて借りた本。お互いのことを忘れても、この2人?2匹?はまた友達になれると思う。なんか読み終わると、友達となんとなくどうでもいい会話でもいいから話をしたいなという気持ちになった。2021/10/11
秋
1
二人の会話にほっこり。ドロップとコーヒーを用意しなくちゃ。2013/05/23
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