内容説明
1999年キルギスで、国際協力事業団から派遣された日本人4人が、イスラム過激派ウズベキスタン・イスラム運動(IMU)によって誘拐される事件がおきた。そして翌2000年、同じくキルギスでIMUにより4人のアメリカ人クライマーが誘拐された。ゲリラたちに引き回され、険しい山の中を迷走し、キルギス軍との戦闘にまきこまれる4人。生と死の間の極限の状況で、彼らはある行動を選択した…。中央アジアの混迷した現状を伝える衝撃のノンフィクション・ドキュメント。
目次
ファースト・コンタクト
旅行者への勧告
あなたがたはトビリシに行っていない!
カラフシン渓谷を下る
紛失した荷物
災難の前兆
ジュマ・ナマンガニとウズベキスタン・イスラム運動
バトケンにおける最初の紛争
イエロー・ウォールを登る
虐殺〔ほか〕