内容説明
ぼく、ジミーはイギリス北東部の町、ニューキャッスルに住む11歳の男の子。天使になりたいと願い出て、大天使ガブリエルに“天使見習い”にしてもらった。早速、本物の天使になるための訓練をしていたぼくは、少年がおぼれているのを見つけ、川に飛び込んでなんとか彼を助けた。なのに、ガブリエルは「もっと地味なことをやれ」と言う。そんな時、父さんが肺ガンに侵されていることがわかり、ぼくは「父さんを助けて」と頼んだのに、カブリエルに無理だと言われてしまう。だったら、早くぼくが天使になって奇跡を起こすしかない。だけど、ぼくの試みはことごとく裏目に出て、父さんを怒らせるばかり。そして、ついにぼくはある決断をした…。おたがいに愛情をうまく伝えられない不器用な父と息子の心のふれあいをやさしく描く、感動の物語。