竹書房文庫<br> イグジステンズ

竹書房文庫
イグジステンズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 289p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812406182
  • NDC分類 933
  • Cコード C0174

内容説明

“イグジステンズ”…それは究極の体感ゲーム。未来、人々の最大の娯楽は脊髄に生体ケーブルを直結してプレイする究極のバーチャル・リアリティゲームにあった。このゲーム業界において最大のスターである美貌の天才ゲーム・デザイナー、アレグラ・ゲラーは、滅多に人前に姿を現すことはないのだが、アンテナ社の極秘新作発表会場で自身のプログラムした新作ゲーム“イグジステンズ”の体験プレイのために珍しく会場にやって来ていた。会場から選ばれたモニター全員が両生類の有精卵で出来た“ゲームポッド”に接続を済ませ、ゲームに入り込んだ時、突然最前列にいた男が、持参したゲームポッドの中から動物の死骸で出来た奇妙な銃を取り出し、プレイ中のゲラーに向けて「“イグジステンズ”に死を!魔女アレグラ・ゲラーに死を!」と言うなり発砲、彼女に重傷を負わせたのであった。大混乱の中、会場の責任者であるウィトルド・レヴィも凶弾に倒れるが、意識が遠のく間際、たまたま居合わせた見習社員のテッド・ピケルにゲラーを連れて逃げるように指示を出す。「彼女を守れ。誰も信用するな…」何も解らないまま逃亡するピケルとゲラー。なぜ狙われたのか?いったい誰が敵で、誰が味方なのか?これは本当に現実なのか?そして、勝者は?倒錯する世界で、すべての謎は“イグジステンズ”へとつながって行く…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

abk1

3
 今まで読んだプリーストの中では(「魔法」、「夢幻諸島から」)一番理解出来たし、面白かった。2016/08/30

ヘンリー八世が馬上試合で死んだことは内緒

0
現実はクソゲーっていうおはなし2012/08/31

はにまる

0
映画はまだ観ていないが、いつものクローネンバーグであることは容易に想像出来る。内蔵系ガジェットである必然性ないし(笑)。ノベライズが驚きのプリーストで、「ドリームマシン」と何となく重なるし、更に言うとディックっぽい。逆にクローネンバーグ的には、似たテーマを扱っている「ヴィデオドローム」と比べるとあからさまにSF寄りな設定なので、現実崩壊的なインパクトは弱い。映画を観ると印象は違うのかもしれないけど。2011/08/19

プラトー

0
プリーストにしては..うーん再読はしないと思う

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