竹書房文庫<br> 仮面の男―仮面の男とその背景

竹書房文庫
仮面の男―仮面の男とその背景

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812404157
  • NDC分類 953
  • Cコード C0174

内容説明

『伝説の中でこれだけは真実。フランス革命で蜂起した民衆が、バスティーユ牢獄を破壊した時、彼らは、その記録文書の中に“囚人番号:64389000:仮面の男”という謎の人名を発見した。その囚人の素性は、今も謎に包まれたままである』―17世紀“太陽王”ルイ14世統治下のフランスで、かつて先王の親衛隊として数々の武勇伝を残した三銃王、アラミス、アトス、ポルトスはそれぞれに平穏な生活を送っていた。そして、もう一人の銃士、ダルタニャンだけが、銃士隊長としてルイ14世に仕えていた。だが、若き新王ルイ14世は、権力に憑かれた悪の化身となりさがり、度重なる戦争に国の財政は傾き、国民は飢えに苦しめられていた。一方、王には、決して誰にも知られてはいけない秘密が…。レオナルド・ディカプリオが自堕落な国王と数奇な運命を辿る沈黙の犠姓者という歴史と伝説の間を揺れ動く2つの顔を、確かな演技力と繊細な表現力で熱演する話題の最新作『仮面の男』の原作小説。その関係資料と、映画のカラー写真多数を合わせて収録。

目次

登場人物紹介
仮面の男
訳者あとがき
仮面の男とその背景
ランダル・ウォレス・インタビュー
ガブリエル・バーン・インタビュー
仮面の男の謎
「仮面の男」…いつ?どこで?だれが?なにを?
「仮面の男」をめぐる6つのポイント
アレクサンドル・デュマってどんな人
解説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaoriction@感想は気まぐれに

20
デュマ『三銃士』を数十ページ読んだものの、あまりにも分厚い‼︎ 面白いが、気が遠くなる… 気になるけれど、その分厚さは気持ちが萎える。そんな時、図書館で本書を見つける。映画『仮面の男』をアレンジしたもの。映画は何度か観ているのでカラーページで役者や人物がダイレクトに入ってきていい。物語は前半まで、後半は映画にまつわるエトセトラ。監督との対談だとか。楽しめるが、なぜか、私にはあちらの本家の『三銃士』の方が文章的、内容的にはしっくり。仕方ない、やはり、本書の倍はあるあの分厚〜いヤツにチャレンジするか。2015/09/09

viola

4
デュマが書いた『仮面の男』をさらにアレンジしたもの。(映画の原作は正しくはこっち?) 映画『仮面の男』がお好きな方は、是非! 物語は前半半分程度で、あとは映画にまつわる様々な・・ダルタニャン役俳優や、監督との対談(?)だとかが入っています。 デュマ、大好きなんだけれど・・・・・こっちのほうがずっと良い出来だと感じてしまいました。2010/06/29

noémi

2
実は「三銃士」はよい子向けに書かれた抄訳(といえるのか? 笑)しか読んでおらず、原作を改めて読むに当たってまず、手引書から、ということで。最後の「ベルばら」大好きおじさんのヘンな解説は「?」だったが、へ~ということが多くて参考になった。恥ずかしながら「仮面の男」の映画は「三銃士」を元にして鉄仮面伝説をあわせたオリジナルだと思っていたが、実はデュマ原作の「ブラジュロンヌ子爵」を再構築したもの。アラミスがイエズス会総長で、宰相の地位をつかんだ後には法王を狙っていたなんて!ひえ~時は人を悪人にするねぇ。2011/08/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14444
  • ご注意事項