内容説明
フランス革命・ナポレオン期のヨーロッパでは、絵画をはじめとする美術品の大規模な地域間移動が起きている。本書では、オルレアン・コレクションを中心に、大陸各地からイギリスへ流出した絵画の行方をたどり、ナショナル・ギャラリーの創設に与えた影響をも考察する。
目次
序章 大陸絵画のイギリス流出―問題点の整理
第1章 オルレアン・コレクションの成り立ちと特徴
第2章 オルレアン・コレクションの売却
第3章 オルレアン・コレクション以外の絵画のイギリスへの移転
第4章 イギリスにおけるナショナル・ギャラリー創設への道
終章 大陸絵画のイギリス流出とその影響―総括と展望
著者等紹介
服部春彦[ハットリハルヒコ]
1934年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学文学部教授、京都橘女子大学文学部教授などを経て、京都大学名誉教授。文学博士。フランス近代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。