内容説明
GIGAスクール構想により、小学校から1人1台端末環境が整備されたが、学校現場ではICT機器の利活用の停滞やデジタル化の遅れが深刻化している。「教育の情報化」政策の導入期から現在までの特徴と課題を、ヒューマンウェア(教員養成、人的資源配分)に着目して検討する。
目次
1 「教育の情報化」整備期の政策展開(「ミレニアム・プロジェクト」と史的展開;「教育の情報化」整備期における資源配分;「教育の情報化」整備期における実践上の課題―「デジタル過剰意識」の存在に着目して;「情報活用能力」育成に向けた教育政策のあり方;整備期の実践事例にみる「教育の情報化」の特徴と課題)
2 「教育の情報化」普及期における政策展開(「教育の情報化」普及期に至る政策展開;GIGAスクール構想ならびに加速化パッケージの概要;GIGAスクール構想に関する政策動向;教員のICT活用指導力と活用環境の検討―教員によるBYODに着目して;「教育の情報化」普及期における「知的資源」の共有)
3 「教育の情報化」活用期の政策課題―ポストコロナ時代のICT教育の展望―(STEAM教育とカリキュラム・マネジメント;「通信教育」と「オンライン教育」;「学校教育の情報化の推進に関する法律」と「学校教育情報化推進計画」)
著者等紹介
開沼太郎[カイヌマタロウ]
京都大学大学院教育学研究科准教授。専門は教育行政学・教育工学。大谷女子大学専任講師、大阪大谷大学准教授・教授を経て2021年より現職。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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