内容説明
本書は淀川流域全体を俯瞰し、経済、文化、社会、環境を横断的に扱ったものであり、各章はSDGsの17の目標に対応させることにより、淀川流域というローカルな問題を、グローバルな視点からとらえるように試みた。
目次
淀川流域のいま・過去・未来とSDGs
第1部 淀川流域の自然環境とSDGs(将来の淀川流域の洪水対策としてできることは何か?―巨椋池遊水地化構想による治水・減災と環境保全;水辺を楽しく利用するためにはどうすればいいか?―水辺整備と流域連携活動;「森林の豊かさ」とは何か?―淀川源流の朽木から考える ほか)
第2部 淀川流域の文化・歴史とSDGs(文化と経済の相乗効果とは?―淀川水系にみる文化と観光の経済学;なぜ人は水辺に集まるのか?―些細なことで実現できる豊かな生活;淀川の風景遺産とは何だろう?―地域資源としての淀川水景の記憶 ほか)
第3部 淀川流域の社会・経済とSDGs(淀川の左岸と右岸でどう違う?―所得格差と教育問題;若年層と女性就業者の流れは淀川流域をどう変えるのか?―地域間人口移動に注目しよう;産業関連表からみる淀川3市の違い―枚方市・寝屋川市・門真市の経済と産業 ほか)
著者等紹介
後藤和子[ゴトウカズコ]
摂南大学経済学部教授。専門は文化経済学、財政学。京都大学理学部卒業、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、埼玉大学経済学部教授、エラスムス大学(オランダ)客員教授等を経て現職。文化経済学会(日本)会長、日本財政学会常任理事、Association for cultural economics international理事、内閣官房知的財産戦略本部・検証・評価・企画委員会委員などを歴任。博士(経済学)
鳥谷部壌[トリヤベジョウ]
摂南大学法学部講師。専門は国際法、環境法。大阪大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。大阪大学大学院法学研究科助教を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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