内容説明
倫理学の基礎である功利主義、義務論、徳倫理学をわかりやすく解説したうえで、生物多様性や放射性物質、気候変動などの最新の環境問題に切り込んでいく。環境問題を自分の頭で考え、実践するための軸を、スリーステップを通じて身につけよう。
目次
環境倫理学の歴史と背景―沈黙の春からSDGsまで
第1部 倫理思想と環境問題(功利主義と環境問題―「最大多数の最大幸福」をめぐって;義務論と環境問題―人格の尊重と人間中心主義;徳倫理学と環境問題―環境保護の実践のための徳を考える)
第2部 「自然」と環境倫理学(土地倫理―アメリカの環境倫理学の出発点;自然の権利―生き物が人間を訴えた裁判が目指すもの;生物多様性―種の存続、生息地の維持、遺伝資源の確保)
第3部 「社会」と環境倫理学(世代間倫理―将来世代にどのような環境を受け渡すべきか;環境正義―環境リスクの公正な分配を考える;リスクと予防原則―科学技術のリスクに晒されるいのちに対する責任;気候正義―共通だが差異ある責任とは何か)
第4部 「地域」と環境倫理学(風土と環境倫理―風景はどのようにしてできるのか;食農倫理学―私たちにとっての理想的な食とは;都市の環境倫理―持続可能性と「空地」の思想;エコツーリズムと環境倫理―環境と観光の交差点から)
著者等紹介
吉永明弘[ヨシナガアキヒロ]
法政大学人間環境学部教授。博士(学術)。専門は環境倫理学
寺本剛[テラモトツヨシ]
中央大学理工学部准教授。博士(哲学)。専門は哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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