目次
第1部 生産者の存続の課題(「家族経営」「企業経営」の概念と農業経営の存続条件;農業経営の経営経済的な生存可能性―酪農と稲作;農産物の価格設定と消費者の価格判断―直売所における適正価格;農業経営の環境対応モデル―経営者の情報認識と意思決定;農家世帯経営と農村開発の構造―フィリピン、山地民集落における開発プロジェクトの事例から;マーケティング論を農業にどう生かすか-論点整理)
第2部 食品の安全を守るシステム―リスク管理・危機管理の原則(食品安全のためのリスクの概念とリスク低減の枠組み―リスクアナリシスと行政・科学の役割;EUにおけるHACCPシステム実施の現状―柔軟性、公的監視および現在の課題に着目して;食品安全監視システムの構築―ドイツのケースと日本の課題;食品事業者の危機管理の作業原則―食品汚染事故への対応体制の事例分析を手がかりに;ホワイトカラー犯罪の発生規制―飲用乳製造業者による集団食中毒事件を事例として)
第3部 専門職業組織の役割(フランス、オランダの農業・食品分野の専門職業組織―設立根拠法と組織の役割、職員の専門性;フランスの専門職業(間)組織と農業協同組合―その機能の専門性とは何か)
著者等紹介
新山陽子[ニイヤマヨウコ]
1952年生まれ。1985年、京都大学大学院農学研究科博士課程修了。2017年まで京都大学農学研究科教授。立命館大学食マネジメント学部教授、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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