酒を食べる―エチオピア・デラシャを事例として

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酒を食べる―エチオピア・デラシャを事例として

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  • サイズ A5判/ページ数 203p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812218273
  • NDC分類 383.845
  • Cコード C3039

目次

序章 食べ物である酒との出会い
第1章 食べる酒パルショータのつくり方
第2章 酒を主食にする食文化
第3章 パルショータの栄養価
第4章 デラシェ地域の農業
第5章 モロコシを保存する地下貯蔵穴ポロタ
終章

著者等紹介

砂野唯[スナノユイ]
1984年京都府生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科及び同大学院農学研究科科研研究員、総合地球環境学研究所プロジェクト研究員を経て、名古屋大学大学院農学部生命農学研究科特任助教。専門は、生態人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

24
高野秀行の「酒を主食とする人々」を探していて本書を見つける。この本は、面白い。酒を主食にする=常時酔っぱらっているのだろうと思い込んで読み始めた。でも、勝手な思い込みだった。酒は技術の積み重ねで造ることができる。主食にするなら、穀物の生産、保存から始まり、どんなふうに食べる(飲む)まで、ちゃんとした枠組みがなければならない。これを著者はていねいに調べ上げる。学者のすること、たいしたものだと改めて思う。食い物である酒の成分や血肉にするための摂取方法、原料のモロコシの保存方法のユニークさ、これだけでも驚き。2025/04/01

kuukazoo

16
高野秀行さんが紹介してた本。エチオピアのデラシェ地域に住むデラシャという農耕民はモロコシを発酵させて作る「パルショータ」という濁り酒が主食でほぼそれしか摂取してない(1日平均5kg!)のに健康を維持できている。乾燥地ゆえ栽培できる植物が限られる中、最も適した作物モロコシを発酵させアミノ酸を増やし生命維持に必要な栄養を得ている。嗜好品でなく主食としての酒。発酵文化の奥深さに驚かされる。また、モロコシを貯めておくポロタという地下貯蔵穴の話は、余剰収穫物の蓄積が格差を生むという農耕社会の原理を目の当たりにした。2024/02/10

africo

4
分野を限らずフィールドワークものが好きだ。余り人が行かない場所で生活した体験記でもあり、研究の成果も盛り込んで好奇心も満たし、で一粒で二度おいしい。これは、エチオピアのデラシェという、食事がほぼ全て酒という地域の生態人類学のフィールドワークである。大幅に改稿してはあるが博論の書籍化らしいので、専門データなどがただの読み物よりは多目である。が、そこまで難しくはない。メシが酒だけなんて末期のアル中みたいな世界だが、中身はそこまでセンセーショナルなものではなく、地に足のついた報告で普通に面白い。おすすめです。2022/09/05

ちゅん

2
NHKの特集『食の起源』で取り上げられていた、酒を主食にほぼそれだけで生活しているデラシャ民族を知り、本書に辿り着いた。 栄養素としては足りてるらしい。ふーん。 貯蔵庫の話も面白い。雨が染み込むことを前提に設計されて、それにより虫食いを防いでいるとのこと。 しかし、この著者の方はよくここまで綿密に調べたなーと驚く。 デラシャ地域にも様々な外部からの影響が出てきている中で、変化を今後も見守っていくと巻末にあった。期待してます。2020/03/16

みにゃー

1
すごく面白かった。しかし肝心の「酒」のカラー写真がないのは不満だ。流動食に近いものらしいが、下戸は淘汰された世界なんだろうな。毎日酒を仕込み続ける生活も辛そうだと思うが冷蔵庫のない世界ならそんなものなのかもしれない。2024/04/18

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