内容説明
日本人が紡いできた生きものとの多様な関係。この国の先人たちは、大型獣から小さな昆虫に至るまで、生きものと多様で豊かなかかわり・交感をくり広げてきた。その関係が失われつつある今日、人びとの心と暮らしにふくらみを与えた生きものをめぐる体験と伝承が、これからの日本人の生き方に大きな示唆を与えてくれる。
目次
序章 天城山麓のムラから
第1章 獣―ケモノ
第2章 鳥―トリ
第3章 蛇―ヘビ
第4章 魚・貝―サカナ・カイ
第5章 昆虫―ムシ
終章 旅の終わりに
著者等紹介
野本寛一[ノモトカンイチ]
1937年静岡県に生まれる。1959年國學院大學文学部卒業。1988年文学博士(筑波大学)。2015年文化功労者。2017年瑞宝重光章。専攻、日本民俗学。現在、近畿大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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