内容説明
東京の観光学。「歩く」「まなざす」「集う」から読み解く。
目次
第1部 歩く(谷中逍遥;外国人ツーリストはいつ、どこにいる?;工場街の生活世界―大田区・京浜蒲田周辺を歩く;今日、都市を歩くということ―東京・渋谷・観光)
第2部 まなざす(面影の武蔵野;寺田寅彦と東武東上線;エコツーリズムの島―小笠原諸島;東京における産業観光の展開と可能性)
第3部 集う(ホテルから観る東京;東京の自治体アンテナショップ;東京ディズニーリゾートと日本文化;東京の水辺空間の変遷)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫の煙
5
東京を様々な角度から見た本で、観光ガイドではない。観光ガイドではないが、ありきたりのガイドブックに載っていない側面から見る東京を観察することが出来る。残念なのは、ひとつのテーマに割ける分量が少なく物足りないことだ。ここで興味を持ったら、より専門的な本を読めばいい。2019/06/15
くまパワー
0
立教大学観光学部観光学科の先生と学生たちが東京を学術的に論じた論文集である。観光という現象を特徴づけるため「歩く」「まなざす」「集う」という三部構成を採用し、人の移動、観光者の視線、また彼たちを誘致した観光施設を分析し、見る食べる遊ぶのるるぶよりツーリストの内在を学術的分析した。ホテル、アンテナショップ、ディズニーリゾートの文章が面白いが、各論文の関連性が少ないため読者として読みやすいではない。2023/04/25
あたおろち
0
庄司先生 外国人プライベートツアーの様相2022/02/02