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内容説明
本書の舞台はケニア北部の乾燥・半乾燥地。イギリス植民地期から現代まで統治者たちはこの地に介入を繰り返してきた。しかし今なお国家の目が行き届かない周縁部に位置づけられるのはなぜか。歴史的資料を用いながら現在を再考する“現在史”の視点で、サバンナの“いま”を描き出す。
目次
序章 サバンナの民の統治と抵抗
第1章 玄関先の物乞いたち―辺境部における植民地統治の始まり 一八九五~一九三〇年
第2章 家畜の過剰と市場―第二次世界大戦時までの家畜の問題化 一九一九~一九四六年
第3章 開発の時代―第二次世界大戦後の家畜管理 一九四四~一九六三年
第4章 国家、市場、自由―ポスト植民地期における牧畜民の再周縁化とエンパワーメントの統治
終章 集合的な統治の歴史
著者等紹介
楠和樹[クスノキカズキ]
1987年広島県生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程研究指導認定退学。博士(地域研究)。現在、同研究科特任研究員。専門はアフリカ地域研究、植民地史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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