世紀末オーストリア 1867~1918―よみがえる思想のパノラマ

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世紀末オーストリア 1867~1918―よみがえる思想のパノラマ

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  • サイズ A5判/ページ数 424p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812218075
  • NDC分類 134
  • Cコード C3022

出版社内容情報

19世紀末オーストリアの社会ではどんな生き様や思想が交錯したのか。当時の知的交流の世界を活写する、パノラマ思想史。ウィーンを中心として史上まれにみる文化の爛熟を示した19世紀末オーストリア。その社会ではどんな生き様や思想が交錯したのか。当時の知的交流の世界を活写する、パノラマ思想史。当時ブルジョワの家に生まれ、爛熟した文化の世界に生きたアルベルト・フックスの自伝とともに、内側からみた世紀末オーストリアの文化的息づかいが蘇る。

序文 フリードリヒ・ヘール

■第?部 自伝 アルベルト・フックス

 ウィーンのブルジョア家庭/一九一〇年/変転/現実の世界

■第?部 オーストリアにおける精神の諸潮流 一八六七?一九一八 

1 自由主義
(自由主義政党とそのイデオロギー/エルンスト・フォン・プレーナー/ハインリッヒ・フリートユング/モーリッツ・ベネディクトと『ノイエ・フライエ・プレッセ』紙/カール・メンガーの限界効用論/ベーム=バヴェルクの企業者利得論/限界効用論批判/自由主義「反対派」/自由主義「反対派」とその代表者たちアルフレート・ベルガー)

2 カトリック主義
(教会と国家/「ホーエンヴァルト党」/カール・フォン・フォーゲルザングとその説/キリスト教社会党の興隆/カール・ルエーガー/ヨーゼフ・シャイヒャー/意図を達成したキリスト教社会党イグナーツ・ザイペル/カトリック文化運動/リヒャルト・フォン・クラ?リク/カトリック文学論争/カトリック改革運動/「ブレナー」グループ)

3 労働運動
(分派闘争/ハインフェルト/ハインフェルトから一九一八年までの社会民主党/ヴィクトール・アードラー/エンゲルベルト・ペルナストルファー/ルード・モーリッツ・ハルトマン/フェルディナント・ハーヌッシュ/オーストロ・マルクス主義者/文化運動)

4 社会改良(急進主義)
(改革論の基本思想/急進主義と自由主義、アナーキズム/急進主義の歴史的重要性/社会政策家/婦人運動/国民教育家/倫理運動/フリードリッヒ・ヨードル/ヨーゼフ・ポパー)

5 ドイツ民族主義
(大ドイツ思想とハープスブルク国家/ドイツ民族主義運動の発展/ゲーオルク・フォン・シェーネラー/ドイツ民族主義グループ/ドイツ民族主義の文化的影響)

6 観念論哲学
(唯物論と観念論/エルンスト・マッハの経験批判論/マッハの二人の弟子、ベールとアードラ/観念論の批判者ふたり、ボルツマンとヨードル/フランツ・ブレンターノとその学説/ブレンターノとその後の観念論哲学/フランツ・ブレンターノ像)

7 精神分析
(ジークムント・フロイトの重要性及び人となり/『精神分析入門講義』/精神分析批判/現代の精神世界におけるフロイトの位置)

8 平和主義
(国際平和運動の発展/平和主義のイデオロギー的基礎/ベルタ・フォン・ズットナーとオーストリアの平和主義/アルフレート・ヘルマン・フリート/ハインリッヒ・ラマシュ/カール・クラウスと世界大戦一九一四?一八)

付録(注 人名索引 文献)

アルベルト・フックス[アルベルトフックス]
著・文・その他

青山孝?[アオヤマタカノリ]
翻訳

内容説明

マッハやフロイト、クリムトにシュトラウス、シュニッツラー…錚錚たる才能が交錯した世紀末オーストリア・ウィーン。時代を駆け抜けた一青年の目が、時代の陰翳を鮮やかに蘇らせる。

目次

第1部 自伝 アルベルト・フックス(一九〇五年一〇月二五日~一九四六年一一月二九日)(父の肖像;ウィーンのブルジョア家庭 一九一〇年;変転;神秘主義;現実の世界;過ぎ行く年月)
第2部 世紀末オーストリア1867~1918―よみがえる思想のパノラマ(自由主義;カトリック主義;労働運動;社会改良(急進主義)
ドイツ民族主義
観念論哲学
精神分析
平和主義)

著者等紹介

青山孝徳[アオヤマタカノリ]
1949年生まれ。1980年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程を単位取得により退学。名古屋大学経済学部助手を経て、1983年より独・米・日企業勤務。2014年よりフリー。ドイツ・オーストリア思想史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。