目次
第1部 グローバル化と移行期正義(グローバル化する移行期正義と先住民―ローカリティを代表/代弁するのは誰か?;真実と正義を求めるグローバルな動き―アルゼンチンの経験と国際社会の変化;和解と忘却―ソロモン諸島における真実和解委員会の活動が意味するもの;アムネスティの国際法上の意義と限界)
第2部 正義と法のインターフェイス(国家の開発促進と先住民の権利―マプチェの自決権要求とチリ政府の緊張関係;ジャスティスの追求とヒュブリス―コソボの「独立」は正義を実現したか?;性暴力と裁判―フィリピン戦が伝えるもの)
第3部 人類学の現場から(国家を代替する社会―東アフリカ遊牧社会におけるローカル・インジャスティス;待つことを知る社会の正義―東アフリカ民族誌からのオルタナティブ・ジャスティス論;福祉国家における難民の社会統合―ビルマ(ミャンマー)難民のフィンランドへの第三国定住
宗教と「正義」―ミャンマーにおける仏教徒女性婚姻法制定をめぐって)
著者等紹介
細谷広美[ホソヤヒロミ]
成蹊大学文学部教授。専門は文化人類学、ラテンアメリカ地域研究
佐藤義明[サトウヨシアキ]
成蹊大学法学部教授。専門は国際法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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